スペイン1部レアル・ソシエダはここ6試合負けなしで現在リーガ6位と好調だ。最近は1トップにCFタイプのイマノル・アヒレチェではなく、カルロス・ベラを配置し、シャビ・プリエト、チョリ・カストロ、アントワーヌ・グリーズマンらと合わせてテクニシャン4人を前線に置く0トップのような布陣にもチャレンジしている。

そんなソシエダの最近の試合である奇妙なことが続いているという。ここ8試合の戦績がこちら↓

対戦相手 試合結果 退場者
17 セビージャ ○2-1(HOME) 相手DFコケ
18 レアル・マドリー ×3-4(AWAY) 相手GKアダン/ ソシエダDFエストラーダ
19 デポルティーボ・ラ・コルーニャ △1-1(HOME) 相手DFエヴァウド
20 バルセロナ ○3-2(HOME) 相手DFピケ
21 セルタ △1-1(AWAY) 相手MFアウグスト・フェルナンデス
22 マジョルカ ○3-0(HOME) 相手MFハビ・マルケス
23 サラゴサ ○2-1(AWAY) 相手DFエクトル・ヘルナンデス*
24 レバンテ △1-1(HOME) 相手DFニコラオス・カラベラス

(※カンテラ上がり21歳でこの日がトップデビューだったが、わずか22分のうちに2枚のイエローを貰い失意の退場)

 

なんと8戦連続で相手チームに退場者が出ているのだ。また、14節のバレンシア戦でも相手FWジョナスが一発退場となっており、ここ11試合で実に9人も相手選手が退場していることになる。

7試合連続で相手に退場者が出たサラゴサ戦終了後、 ソシエダのモンタニエ監督はこのことについて問われると「偶然の一致かもしれないし、そうじゃないかもしれない。でも、我々は試合の最初からコンビネーションをもってプレーし、相手のミスを誘発している。一発レッドカードの選手はおらず、すべて警告2回によるものだ。これは偶然だと思う」と述べていた。(実際にはマドリーGKアダンだけが一発退場)

そんなソシエダの次戦はアスレティック・ビルバオとのバスクダービーで、アウェー、『サン・マメス』での一戦を前にこの“連続退場”が続くのか話題になっているという。加えて、この試合を裁く予定なのが、ビルバオ側としてはネガティブな印象のあるアルベルト・ウンディアーノ主審だということもそれに拍車をかけているとか。

このことについて聞かれたビルバオMFアンデル・イトゥラスペは「(連続退場は)偶然なだけ」としたうえで、「ここ数試合、僕らはジャッジに恵まれておらず、試合結果とチームの士気に直接影響していると感じている」、 「(でも)審判も悪意があるわけではないし、ベストを尽くしている」と話したという。

なお、『El País』によれば、アトレティコ・マドリー戦で5試合連続相手チームに退場者が出たことがあったがそれは10年ほど前のことだそうで、今回のソシエダはまさに記録的なもののようだ。

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