パリ・サンジェルマン、フランスダービーを前に不安を露呈

2月17日、フランス・リーグアンの第25節が行われた。最後にキックオフされたナイトゲームでは、リーグの流れを変える可能性がある大波乱が起こった。

勝ち点23で降格圏内ギリギリの順位に沈んでいるソショーのホームに乗り込んだ首位パリ・サンジェルマンが、守備の不安定さから思わぬ苦戦を強いられた。そして最終的には3-2と点の取り合いで後れを取り、12月1日に行われたニース戦以来2ヶ月半振りの敗北を喫した。

29分にアレックスのヘディングでパリ・サンジェルマンが先制するも、激しいプレスと新戦力ジョヴァンニ・シオのゴールに向かう侵攻力を生かしてソショーが反撃。

36分にカウンターからブデブーズのスルーパスにルデが抜け出して同点に追いつくと、さらに後半開始からまもなくジョヴァンニ・シオがフランスでのデビューゴールを決めて、ソショーが逆転を果たした。

77分にコーナーキックからジェローム・ルシヨンのオウンゴールが生まれ、いったん試合は振り出しに戻ったが、ソショーの勢いは止まらず。84分にブデブーズのクロスをスロヴァン・プリヴァがヘッドで折り返し、セドリック・バカンビュが決勝ゴールを決めた。

ソショーはこの勝利によって降格争いから抜け出し、14位に浮上した。

逆にパリ・サンジェルマンは、首位は守ったものの2位との差が3に縮まった。もし来週に控えるフランス・ダービーで敗れ、リヨンが勝利を収めれば、勝ち点の差が0となってしまう。CLの大事な戦いを平行して行わなければいけないだけに、早急に立て直しが必要な状況である。

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