2013年2月2日(土) - モーゼス・マヒダ・スタジアム(ダーバン)
South Africa
1
1-0
0-1
PK 1-3
1
Mali
ランティ
31'
得点者
58'
セイドゥ・ケイタ

開催国南アフリカがPK戦の末にマリに敗北し、準々決勝で大会を去った。

運動量と攻守の切り替えのスピードで勝る南アフリカは、セカンドボールを支配して序盤は攻勢に出た。特にワンボランチになっていたモモ・シソコの周辺にスペースがあり、そこで前を向くことによって攻撃を加速させた。

マリはそれに対抗するため、サンバ・ディアキテが負傷したことをきっかけにシガマリ・ディアラを投入し、サンバ・ソウとモモ・シソコの2ボランチに変更。これによって試合は、組織力と運動量の南アフリカ、身体能力のマリという互角のぶつかり合いとなった。

31分には南アフリカが先制点を奪取する。ロングフィードからのセカンドボールを拾ってマハラングが前を向き、スルーパス。ファラが左方向に飛び出してキープし、ディフェンスを引きつけて逆ポストにパス。フリーで待っていたランティがシュートを決め、先行した。

しかしマリも食らいつく。後半に入って13分、守備でとても効いていたファーマンの裏を初めて破り、左サイドに飛び出したサマサにスルーパスが通る。入ってきたクロスをキャプテンのセイドゥ・ケイタが合わせ、同点に追いついた。

この後は両チーム疲労が目立つ状況となり、延長戦にまで持ち込まれるも最後までスコアが動くことはなく、勝負はPK戦に突入。ここまでの拮抗した展開とは一転、一方的な流れとなる。

先攻を取った南アフリカは、最初のシャバララこそ成功したものの、その後ファーマン、マハラングが失敗。マリが三人連続成功し後がなくなったところで、4人目のマジョロもシュートを枠に飛ばせず右に外してしまう。この瞬間、マリの準決勝進出が決まった。

(筆:Qoly編集部 K)

{module [170]}
{module [171]}
{module [190]}

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手