エジプトのサッカーは蘇るのか

1月28日、アフラム・オンラインは「2月に再開が予定されていたエジプト・プレミアリーグは、さらに延期の可能性がある」と報じた。

エジプト・プレミアリーグでは、昨年3月に行われたアル・マスリ対アル・アハリの対戦で観客の暴動事件が発生。70名以上が死亡する大惨事となり、それ以降リーグ戦すべてが中断されることとなった。

その後の展開は何度も伝えているが、再び順を追って紹介する。当初は10月に再開が予定されていたものの、被害者となったアル・アハリのウルトラス(サポーターグループ)が「犯人の裁判が終わっていない」と反対し、エジプトサッカー協会の本部を2度に渡って襲撃。加えてセキュリティの不安から内務省の許可が下りず、延期が決定。

続いて、12月に再開するとサッカー協会が発表したものの、10月と全く同じ経緯を経て2度目の延期が決定。12月末に一時設定されたが、選挙に際しての政情不安によって三度目の延期となった。

そして最終的には2月2日に再開の予定と決定されていたが、先週「アラブの春」の革命から2周年という節目を迎え、各地で国内の状況に不満を持つデモ隊と治安部隊の間で激しい衝突が発生。不安定な状況が続いている。

しかし、エジプトサッカー協会の広報を務めるマフムード・エル・シャミ氏は、27日にマスメディアに対して「予定通りにリーグは再開される」と発表している。

もしさらにリーグ再開が延期されるようなことになれば、現在収入を得る手段を失っているエジプトの各クラブはさらに困窮することが必至で、選手の流出が懸念される。

(筆:Qoly編集部 K)

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