Morocco
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2
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1-0
1-2 |
2
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South Africa
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エル・アドゥア ハフィディ |
10' 82' |
得点者
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71' 86' |
マハラング サングウェニ |
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決勝トーナメント行きを賭けた直接対決は点の取り合いの末、2-2の引き分けで終了した。これによって3引き分けに終わったモロッコは敗退が決定、逆に南アフリカは1勝2分けでグループ首位に立ち、開催国のプライドを保った。
試合序盤は圧倒的にモロッコのペースであった。勝利が絶対条件という状況であっただけに、キックオフ直後から前に人数をかけ、激しいコンタクトプレーを挑み、前線のパワーとスピードで南アフリカを圧倒。10分にはコーナーキックからエル・アドゥアのヘディングが決まり、先制点も獲得した。
しかし、モロッコの勢いは長く続かなかった。前半の終わり頃になると運動量は激減し、足が止まり始めたのである。元々組織的な守備も、前線からのプレスの連動もないモロッコは、最終ラインがずるずる下がり守備が機能しなくなっていく。
そこで南アフリカは反撃の機会をつかんだ。51分にはムフェラに代えてボールを持てるセレロを投入し、ポゼッションからの攻撃力を強化。守備ではモロッコの散発的なカウンターに苦しめられつつも、クーンの鬼気迫るセーブで多くのピンチをシャットアウトし、それに臆することなく我慢強く攻め入った。
そして71分に同点に追いつくことに成功。オーバーラップしたサングウェニが左サイドに抜け出して起点となり、中へのパスを受けたマハラングはランティとの交換でフリーに。このチャンスを逃さずゴール右上隅を狙った鮮やかなシュートを決め、チームの危機を救った。
その後再びハフィディにゴールを許しビハインドとなってしまうも、諦めずに攻撃を続け、失点からわずか4分で同点ゴールを奪い、食らいついた。右サイドのファラがロングボールを落とし、マハラングがすかさず前にパス。パワープレーで上がっていたサングウェニがこれを受け、ディフェンスを外し、センターバックとは思えない冷静なシュートをゴール右隅の狭いコースに決めた。
同時に行われていた試合では、カーボヴェルデがアンゴラを2-1で破る快挙を達成し、グループ2位に浮上。なんと大会初出場で初勝利、さらに3試合無敗という結果で初の決勝トーナメント進出を決めている。
(筆:Qoly編集部 K)