18日にコスタリカで開幕したコパ・セントロアメリカーナ(中米カップ)は22日、グループリーグの最終節が行われ、ニカラグアに勝利したベリーズがゴールドカップ初出場を決めた。

コパ・セントロアメリカーナとは?

2年に一度、UNCAF(中米サッカー連合)に所属する7ヶ国の代表チームが中米のNo.1を争う国際大会。1991年にUNCAFネイションズカップの名で始まり、前回2011年大会より現在の名称に変更された。この大会はCONCACAFゴールドカップの予選も兼ねており、上位5ヶ国に本大会の出場権が与えられる。

今大会は参加7ヶ国が2つのグループに分かれ(グループAにコスタリカ、グアテマラ、ニカラグア、ベリーズ、グループBにホンジュラス、パナマ、エルサルバドル)、それぞれ上位2ヶ国が決勝トーナメント(準決勝)に進出。3位となった2ヶ国が最後のゴールドカップ行きを懸け、5位決定戦を戦う。

2試合を消化しともに勝ち点1で並んでいたニカラグア対ベリーズ。前半、ベリーズが先制し、試合終了間際にニカラグアは追い付くがロスタイム、再びベリーズが勝ち越しに成功する。

試合はそのまま1-2で終了し、1995年より同大会に参加するベリーズはこれが記念すべき大会初勝利。そしてこの試合の後に行われたコスタリカ(勝ち点6)対グアテマラ(勝ち点2)でコスタリカが勝利したため、ベリーズのグループ2位が確定。大会初勝利と決勝トーナメント進出に加え、ゴールドカップへの初出場が決まった。

カリブ海に面し、メキシコ、グアテマラと隣り合う人口30万人ほどの小国ベリーズ。1981年に独立するまで英国領だったため、公用語は中米で唯一の英語。代表選手もほとんどが黒人系で文化的にもラテン・アメリカよりカリブ海に近い国である。最新のFIFAランクは164位、過去最高位は昨年7月の131位。W杯はもちろん主要な国際大会へ出場した経験は全くなく、この日は文字通り歴史的な一日となった。

なお、グループBの最終節パナマ対ホンジュラスは1-1で引き分けに終わり、勝ち点2で3チームが並んだが総得点でホンジュラスのグループ首位が確定。パナマとこの日試合のなかったエルサルバドルは勝ち点と得失点、総得点で並んだが、抽選の結果、エルサルバドルが2位で決勝トーナメントへ進出。パナマはグアテマラとの5位決定戦にまわることとなった。

決勝トーナメント(準決勝)と5位決定戦は25日に行われる。

(筆:Qoly編集部 H)

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