2013年1月22日(火) - ロイヤル・バフォケン・スタジアム(ルステンブルク)
Côte d'Ivoire
2
1-1
1-0
1
Togo
ヤヤ・トゥレ
ジェルヴィーニョ
8'
88'
得点者
45+1'

ジョナサン・アイテ


試合内容はかなり低調ながら、コートジボワールが辛くもトーゴを破って勝利を収めた。

とはいえ、トーゴも決して良くはない中でのこの結果は、優勝候補筆頭という評判を貶めるに十分な試合であった。また、これまでの大会で必ず活躍してきたドログバが史上最悪に近い動きで、エースのコンディションにも不安が残る。

コートジボワールは最初から運動量は乏しく、攻撃ではほとんど動き出しをせず、守備ではプレスが緩くズルズルとラインを下げる、非常に締まらないプレーを見せた。試合開始直後にエブエのバックパスをコロ・トゥレが処理し損ね、アデバヨルにビッグチャンスを与えるという最悪の立ち上がりだった。

8分にはこの試合スタメンで唯一調子の悪さを感じさせなかったジェルヴィーニョが右サイドを突破し、ニボンベと接触してこぼれたところをヤヤ・トゥレがシュートに持ち込むというプレーで先制に成功する。

だが試合内容は一向に上向かず、トーゴにチャンスを与え続け、前半45分の間に10本ものシュートを許す。そしてその結果、前半終了間際にコーナーキックからジョナサン・アイテにゴールを許し、同点に追いつかれてハーフタイムを迎えることとなる。

後半は、コナンとジェルヴィーニョをよりトップに近い位置で動かし、ラインをより上げるようになった。さらにサロモン・カルー、シェイク・ティオテ、ウィルフレド・ボニーの投入で前線に人数を貯め、終盤にトーゴが1点を守りに入ったことによってようやくコートジボワールが一方的に押し込む展開に。

それでも連携面は乏しかった。カルーとジェルヴィーニョが強引にドリブルで仕掛けるだけの組み立てが続き、守備でもトーゴの散発的な攻めを防げず苦しい展開であったが、最後に追加点を奪取。88分、右サイドからのヤヤのフリーキックをアガサがパンチングミスし、ファーに流れたところをジェルヴィーニョがシュート。これがゴールに決まり、なんとか勝利をものにした。

繰り返すが、この試合は決してトーゴが健闘したからコートジボワールが苦戦したわけではない。

戦術的には考えられており、本来センターバックのボスがドログバにマンマークをし守備時には5バックになるシステム、左での基点作りに特化した非対称形の3トップなど、狙いはしっかりとあった。

しかし、この3トップはトライアングル形成というには距離感が遠すぎて連携が乏しく、特に終盤は運動量が減少しアデバヨルが全く走らず、追加点を取れるチャンスを何度もフイにしていた。守備は頑張りは見せていたがパスミスが多く、危険な位置でのボールロストも頻発させていた。

コートジボワールが通常通りにプレーしていれば全く問題ない相手だったと言えるが、その通常通りの力は今の彼らでは発揮することが難しいのかもしれない。

(筆:Qoly編集部 K)

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