自身も全身にタトゥーを彫っているリヴァプールのDFマルティン・シュクルテルがこのほどチャリティーの一環として初めて“彫り師"となった。
このイベントはアンフィールドにもほど近いタトゥースタジオ「Roya lInk studio」の彫り師であるウィル・ホームズさんが“ヒルズボロの悲劇"の関係者の訴訟費用などを募るチャリティーとして企画したものだそうで、集まった96名のリヴァプールサポーターは特別なタトゥーを入れる代わりに1,000ポンド(約13万円・総額?)を寄付したという。
その場に特別ゲストとして招かれたシュクルテルはサインの入ったユニフォームを寄付すると、リヴァプールの従業員だというバリー・ニコルズさんの背中の彫られたタトゥーの仕上げを担当した。
シュクルテルにタトゥーを入れてもらうことを自ら申し出たバリーさんは「マルティンは来訪に賛同してくれて、サポートも誓ってくれた。そのことを僕らは本当に喜びました」、「僕らは彼(シュクルテル)が前にもタトゥーを彫ったことがあると思っていたので、一度も彫ったことがないと分かったときは少し不安になりました。控えめに言ってもね」、「ただ、誰かがそのことを彼に話したら、彼は(彫るのが)すごい楽しみだと言っていました」と話したという。
一方のシュクルテルは 「僕の手は震えていたよ・・・(自分でタトゥーを彫るのは)これが最初で最後だとも考えていた」と話すとともに「リヴァプールに入る前は“ヒルズボロ"について詳しくは知らなかったけれど、このクラブに馴染んでからそこで何か起こったのか理解しはじめた」、 「リヴァプールサポーターとクラブが一緒になって“ヒルズボロの悲劇"で亡くなった犠牲者の正義のために戦うことは素晴らしいことだと思う」とも述べたという。
(※『Dailymail』によれば、タトゥーで1,000ポンド、シュクルテルのサイン入りユニフォームが500ポンドになったそう)
(筆:Qoly編集部 I)