4度目の延期、無収入状態に困窮する各クラブの状況は?

12月16日、エジプトサッカー協会(EFA)は「エジプト・プレミアリーグの再開日時を12月30日に延期することが決定した」と公式サイトで発表した。

「12月15日、22日には憲法に関する国民投票があるため、エジプト・プレミアリーグは12月30日に開幕する。最初の2ラウンドに関しては延期されるだろう。30日の第3節からリーグは行われる。それらは軍の競技場にて非公開で行われる」

プレミアリーグは今年2月に発生した観客の暴動事件により全ての試合が中断され、エジプトでは全てのサッカー活動が停止された。その後10月17日と再開日時を設定したものの、アル・アハリのウルトラス(サポーターグループ)が「犯人の裁判が終わっていない、再開は認められない」と抗議し、サッカー協会の本部を襲撃。

それを受けて1ヶ月の延期を発表したものの、アル・アハリのウルトラスはさらに2度エジプトサッカー協会を襲撃。セキュリティ面の不安により、内務省からも再開は容認されなかった。

11月14日にエジプトサッカー協会は「12月15日に再開する」と発表したものの、今度は選挙による政情不安を理由に、4度目の延期が決定した。ただし、今回の発表も、まだ内務相の許可は下りていないという。

(筆:Qoly編集部 K)

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