2012年11月30日(金) - スパチャラサイ・スタジアム(バンコク)
Philippines
2
0-0
2-0
0
Myanmar
フィリップ・ヤングハズバンド
アンヘル・ギラド
47'
90+3'
得点者

フィリピンがミャンマーとのタフな試合を制し、決勝トーナメント進出を決めた。裏で行われた試合では、3位に付けていたベトナムがタイに敗れた。フィリピンが勝利したため、順位に変動はなかった。

引き分けでは可能性のないミャンマーは、非常に攻撃的なプレーを繰り広げた。韓国人監督が率いているということを強く感じさせる激しいコンタクト、スピードを生かした思い切りの良い仕掛け、縦に速い展開、そしてサイドアタック。エースのキ・リンをサイドに配置しツートップにすることで、ターゲットの枚数も増やしていた。

フィリピンはスピードに対応できない場面も散見されたものの、引き分けでもOKという余裕からか大きな混乱はなく、あまりラインを上げずにブロックを形成。ボールを奪ったら長いボールを放り込み、ミャンマーの激しいプレーから生まれるスペースを利用していった。

そしてフィリピンは後半開始直後に先制点を奪取。デ・ヨンからのパスを右サイドの裏に飛び出して受けたフィリップ・ヤングハズバンドが、ドリブルで切れ込んでザウ・ミン・トゥンを抜いて左足シュート。これがゴールに決まった。

終盤はミャンマーの圧力に押される展開となったが、ロスタイムに一発のチャンスをものにする。後方からのロングボールが高い最終ラインの裏に入り、いち早く反応していた途中出場のアンヘル・ギラドが飛び出す。マークを受けながらも粘ってシュートに持ち込み、トドメを刺した。

(筆:Qoly編集部 K)

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