Malaysia
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0
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0-2
0-1 |
3
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Singapore
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得点者
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32' 38' 74' |
シャフルル・イシャク シャフルル・イシャク ジュリッチ |
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もう一つの開催国、そしてディフェンディングチャンピオンのマレーシアが二日目に満を持して登場。しかし大勢のサポーターの前で隣国シンガポールに0-3と惨敗。ショッキングな大会のスタートとなった。
試合はどちらも「どう攻撃すれば効果的か」という部分を掴めない展開。ジャブを繰り出し合いつつ、散発的にチャンスを作り合う内容だった。高さが全くないマレーシアはロングボールが多く、シンガポールは慎重で攻撃に人数をかけられていなかった。
しかし32分に突然訪れた得点劇が流れを変えた。シンガポールの左サイドバック、シャイフルが裏に鋭いフィードを送る。それに反応したシャフルルがアズミの裏に飛び出し、一発でゴールを奪って見せた。
これで勢いが出たシンガポールは一気に攻撃に人数をかけた。そして38分、押し込む中で相手のミスを生かして追加点を奪取。左サイドからシャフダンがフリーキックを蹴ると、東南アジア屈指のGKであるファフミがなんとパンチングミス。自陣ゴールの方向に飛んでいったボールはファドリが何とかブロックしたが、詰めていたシャフルルが押し込んでネットを揺らした。
後半もシンガポールに傾いた流れは変わらなかった。74分にはピッチに投入されたばかりのベテランFWジュリッチが追加点を決める。ロングボールを得意のヘッドで落として左に展開し、シャイフルからのクロスを合わせてゴールに押し込んだ。
マレーシアはドリブルに優れたノルシャフルル・イドラン、スピードあるクナが良いプレーを見せたが、前半はロングボールが多く力を発揮しきれず、守備の隙から2失点。後半はショートパスを繋いで組み立てようと狙い、チャンスを増加させたが、選手交代に対応できず完璧に守備が崩壊。
前回王者という肩書きがもたらした緊張からか、終始結果に結びつけられるほどの攻撃も、安定感ある守備も見せることが出来なかった。
(筆:Qoly編集部 K)