ベッカム退団で、特別指定選手枠が1つ空く事に

レアル・マドリーのブラジル代表MF、カカのLAギャラクシー入りが現実味を帯びてきた。昨日デイヴィッド・ベッカムが今季限りで退団する事が発表されており、後釜として浮上しているのだ。

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先日もアメリカでの冒険を検討していることを示唆していたカカだが、早くも実現する日が来たかもしれない。それはミラン時代の同僚であったベッカムのギャラクシー退団が影響しているようだ。なぜならベッカムは“特別指定選手”としてMLSのサラリーキャップによる制限から外れた選手であり、彼が退団する事であり、LAギャラクシーの特別指定選手の枠が1つ空く事になるからだ(もう一人はロビー・キーン)。

MLSはかつて存在した北米サッカーリーグ(NASL)が選手の年俸高騰により破綻した反省からサラリーキャップ制度を導入しており、クラブの年俸総額と選手あたりの年俸が決められている。ベッカムは2006年に創設された“特別指定選手制度(Designated Player Rule)”を利用した第一号としてギャラクシーに入団。これはアメリカにおけるサッカー人気浮揚の一因となっており、以降のティエリ・アンリ、ラファエル・マルケス、ロビー・キーン、マルコ・ディ・ヴァイオ、ティム・ケーヒルら欧州トップレベルで活躍した選手の加入に繋がった。

今回の報道は先日カカが将来的にMLSでプレーする可能性を示唆した事と、ベッカムがギャラクシーを去る事によるものであり、なんら代理人が動いたという情報は上がっていない。ミラン時代に一緒にプレーした事を考えると両者の間で何か連絡があったと類推しても良いが、その範疇における報道と捉えて良いだろう。なお、カカの弟のジガンは現在ニューヨーク・レッド・ブルズでプレーしている。

(筆:Qoly編集部 L)

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