2012年11月14日(水) - アル・サッド・スタジアム(ドーハ)
Qatar
1
0-0
1-0
0
Lebanon
セバスチャン
75'
得点者



ともに勝ち点4でグループAのボトムスに沈んでいた両チームの対戦は、ホームのカタールが辛うじて勝利を収めた。レバノンは直接のライバルであるカタールに2敗、残り3試合は全て落とせない戦いとなる。

ホームでの試合とあって積極的に攻撃を仕掛けたカタール。特にレバノンの右サイドバック、本来はウイングを務めている左利きのズレイクが務める不安定なポジションを揺さぶって崩しに掛かった。

しかし完全にペースを握れたかと言えば、そうではなかった。

カタールは高い位置からプレスをかける事に長けておらず、最終ラインも上げ続けられないチームで、カウンターの起点となるエル・アリのポストを止められなかった。そこにボールが収まるため、アトウィやマートゥクの攻撃力を生かさせ、押し込み続けられない。

先制点もなかなか奪えず、後半はアル・ハマドを下げてFWのユースフ・アハマドを投入するなど攻撃的な采配を打ったが、運動量の減少から中盤の間延びが目立ち始める。決定力不足から悪い流れに飲み込まれていた。

だが、それをエースのセバスチャンが救った。75分、やや下がった位置でボールを受け、ドリブル突破でセンターバックの正面に侵攻。チェックが遅れたのを見逃さず右足を振り抜くと、アウトサイドに掛かって曲がって落ち、ゴールに突き刺さった。

(筆:Qoly編集部 K)

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