2012年11月7日(水) - エミレーツ・スタジアム(ラス・アル・ハイマー)
U.A.E.
0
0-0
0-0
0
Japan
得点者

地元UAEと対戦した日本は、0-0の引き分けに持ち込み試合を終わらせた。他会場では首位イランが4位クウェートに6-0と大勝していたため、この結果日本はグループ2位が確定。決勝トーナメント進出が決定した。11日にイラクと1回戦を戦う。

これまでの2試合で、ロングボールで一気に押し上げて激しいプレスをかけ、高い位置で奪ってショートカウンターというサッカーをやってきていたUAE。それに対し、日本はまず相手のサッカーをやらせないことを重視し試合に臨んだ。

無駄にショートパスを繋がず、長いボールや縦に早い展開を使ってプレスをけん制、最終ラインを上げすぎずに相手のスピード、キーパーの飛距離の長いパントキックを警戒。前掛かりにならず、相手の消耗とミスを待った。

その結果、前半はあまりチャンスはなかったが決定的なピンチもあまりない膠着した状態に持ち込むことに成功。

後半はUAEの動きが落ちていくことを考え、より攻撃に出たものの、逆に危ない場面も増加。特に山中は対面するラシドへの対応に苦戦しており、何度も振り切られていた。前半終了間際に警告を受けていたため、後半はさらにここが守備の穴となり、最後には熊谷アンドリューがサイドのカバーを中心に行わなければならなくなった。

しかし同時に行われていた試合で、イラクが50~75分にかけて大量得点をあげたため、日本は引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる状況となり、そこまで攻撃的になる必要も、そして大きく動いてリスクを冒す必要もなくなった。

終盤はUAEが前線に選手を増やしてパワープレーを仕掛けてきたことにより何度か大きなピンチは訪れたものの、何とか最後までゴールを守り切ることに成功し、無失点で90分を乗り切った。エキサイティングな試合ではなかったが、結果にこだわらなければならない試合を戦い抜いた。

(筆:Qoly編集部 K)

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