ついにボルドーが敗れ、無敗はPSGのみに

10月28日、フランス・リーグアン第10節の2試合が開催された。本来は3試合が行われる予定であったが、ナイトゲームのマルセイユ対リヨンは悪天候のため中止となった。

ここまで無敗を続けてきたボルドーは、バスティアとのアウェイゲームで3-1と敗れ、ついに初黒星を喫した。

試合開始直後にエンリケが大ポカを犯し大ピンチを招くなど、ミスと集中力の欠如が目立ったボルドー。6分にアレクのクロスをクリアしきれず、フローラン・トーヴァンにペナルティエリアでボールを奪われて早い時間に失点。17分にもセットプレーからのカウンターでマウリダの飛び出しを許し、トーヴァンに2点目を献上した。

30分にはコーナーキックからグフランのボレーシュートが決まって1点を返し、後半はアンリ・セヴェ、ダヴィド・ベリオンを投入して攻撃力を高めるも、56分にハズリにフリーキックを決められ、さらに失点を重ねた。

ミスに助けられた部分もあったが、バスティアのパフォーマンスも素晴らしかった。ボルドーのサイドバックが攻撃的であることを利用し、サイドの裏を徹底して狙うカウンター戦術、その目的に合致したトーヴァンとマウリダの絶妙なコンビネーションが光った。

ロリアンとアジャクシオの試合は非常に劇的な結末を迎えた。4-4という多くの得点が入る内容となり、最終的には引き分けで終了した。

試合を先行したのはアジャクシオ。キックオフからわずか50秒でベルガズアニが先制ゴールを叩き出し、11分にもカウンターからアドリアン・ムトゥがボレーを決めて追加点。ショートカウンターから1点を返されたが、40分、45分とエドゥアルドが立て続けに見事なシュートを決めて前半のうちに1-4とした。

しかし後半、6失点で敗れた前節の再現を避けたいロリアンは反撃。内容としては前半から悪くなく、中盤のプレスも機能していたが、センターバックのブリヨンを下げてウイングのバルテルメを投入する積極的な采配で攻撃力を高めた。

そのバルテルメの投入が当たり、彼のスルーパスからアリアディエールが後半開始直後にゴールを決めて2点差に詰め寄る。

さらに66分にジレ・スヌ、72分にリュドヴィク・ジュリを投入すると、これまた彼らがゴールを演出。79分にはアラン・トラオレのコーナーキックを、小柄なジュリがファーからヘッドで折り返し、アリアディエールが押し込み3点目。

そしてロスタイム3分が過ぎたところで、アラン・トラオレのクロスをジレ・スヌが合わせ、4点目。途中出場の選手が3得点に絡む活躍を見せ、土壇場で同点に追いついた。

(筆:Qoly編集部 K)

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