CBの退場に泣いたヴィトーリア・セトゥバル

10月26日、ポルトガル・リーガ・ゾン・サグレス第7節の1試合が開催された。

ヴィトーリア・ギマランエスとヴィトーリア・セトゥバルの対戦は、ジャッジの影響もあって荒れた内容となり、2名の退場者を出す結果に。混乱した試合を2-1で制したのは、ホームのヴィトーリア・ギマランエスであった。

勝ったとは言え、ギマランエスはかなりルーズな戦いではあった。特に左サイドバックのアディがセトゥバルの右ウイング、ペドロ・サントスによって何度も崩されており、最終ラインが上げられずコンパクトさがなかった。

むしろよく戦っていたのはセトゥバルの方で、前述のペドロ・サントスのサイドアタックと、元カメルーン代表FWメヨングのキープ力を生かした攻めが機能し、(高が知れているとは言え)よりコンパクトでもあった。

しかし前半終了間際の退場劇が両チームの明暗を分けた。ギマランエスのCFエル・アラビ・スダニとセトゥバルのブラジル人CBジョルジュ・ルイスがタッチライン際で接触。激高したジョルジュ・ルイスがスダニに頭突きをかまし、一発退場。さらに挑発したと取ったのか、それともその後に問題発言があったのか、スダニにもレッドカードが提示された。

これで難しくなったのはセトゥバルの方だった。後半開始時には交代せずボランチを務めていたネイ・サントスをセンターバックに下げたが、49分にクロスでマークが外れ、マルセロ・トスカーノにヘディングを許し失点。65分にPKで1点を返したが、逆に80分にはCBミゲウ・ロウレンソのハンドでPKを与え、力及ばず敗戦となった。

(筆:Qoly編集部 K)

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