皆さんはRSSSFというサイトをご存知だろうか。
正式名称は「Rec.Sport.Soccer Statistics Foundation」。1994年に設立され、インターネット黎明期より君臨する老舗のサッカーサイトである。
RSSSF
英文のテキストベースで一切の装飾がない同サイトは日本での知名度こそないものの、プレミア・リーガ・セリエAなどのメジャー所からアフリカやカリブのマイナーな国内リーグ、それに19世紀からブラジルW杯予選までの国際試合と、世界中のサッカーについて膨大な情報量とアーカイブを持っている。
そんなRSSSFのメンバーが日本にもいる。噂を聞きつけた編集部はコンタクトを取り、早速そのメンバーである中西氏にインタビューした。
RSSSFとのつながり
(編集部) ― いつ頃からサッカーとはかかわりがあったのでしょうか?
(RSSSF 中西) わたしは元々、広島カープのファンでした。そのためスポーツ新聞でカープの情報を追いかけるのですが、巨人の様な球団と違って情報は新聞の端のほうにある。そうすると近くに他の競技の記事も眼に入ったんですね。それで「JSLがJリーグになるぞ」という頃から興味をもち、Jリーグが始まった時にファンになったのが浦和レッズでした。
― 当時のJSL、Jリーグ黎明期というとヴェルディ川崎がまず有名でしたが、興味は持たなかったのですか?
いやあ、私はカープファンですからね、読売さんのファンには・・・(笑)。実は川崎の生まれなのですが、フロンターレはまだJリーグ入りしていなかった。そこで浦和となったわけです。今はフロンターレのファンでもあり、試合もよく足を運んでいます。
― では、仕事としてではなく最初は趣味だったわけですね?そこが、どうしてRSSSFとかかわりを持ったのでしょう。
RSSSFはサイトを見て知っていたのですが、どうも日本のページの出来が良くない。データを作っていたのは日本人ではなく、日本のことが好きな外国人でした。「コレはまずい」と思って間違いを指摘したりデータを送ったりする様になったのがはじめてです。
そうこうしているうちに、それではというわけで正式にメンバーになりました。2005年1月ですから、比較的最近の話です。