マンチェスター・ユナイテッドのDFリオ・ファーディナンドの後継者探しはユナイテッドの継続的な課題だが、『bleacher report』では代役候補となる5名をリストアップしているのでご紹介しよう。

ライアン・ショウクロス (イングランド/ストーク・シティ)

ストーク・シティのDFでユナイテッドのユース育ちのショウクロスが一人目の候補だ。最近『Sport』などのニュースがショウクロスのユナイテッド復帰を報じている。ユナイテッドでは全く出番がなくストーク・シティで開花。25歳のセンターバックは長身を活かした空中戦で抜群の安定感を誇り、イングランド代表招集経験もある。なお、『BBC Sport』によれば、ストーク・シティの監督、トニー・ピューリスはショウクロスの放出を否定している。

マッツ・フメルス (ドイツ/ドルトムント)

バイエルンユース出身のドイツ代表CBはユナイテッドへの飛躍が噂される選手の1人だ。ドルトムントといえば日本代表FW香川真司が在籍していたため日本のファンにもお馴染みだろう。EURO2012ではアントニオ・カッサーノに翻弄されてしまったが、それまでのパフォーマンスは光っており評価は落ちていない。『Sky Sports』によればドルトムントにとっても本人にとっても取引が正しい場合は可能性があるようだ。

ネヴェン・スボティッチ (セルビア/ドルトムント)

フメルスの相棒であるスボティッチもユナイテッドへの移籍がニュースを賑わせている選手の1人だ。今年の1月のマーケットから移籍が噂されており、今年の夏も当然ながらファーディナンドの後継候補として獲得が噂された。鈍重そうに見えるがスピードもあり、圧倒的な空中戦の強さ、ポジショニングの良さ、こぼれ球への素早い対応を武器に20代前半にしてブンデスリーガを代表するCBへと成長。課題であったフィード能力も着実に向上し、“フィードが出せる、つなげる選手”として覚醒。ドイツを越えて、欧州の列強からの注目される逸材である。

クリアコス・パパドプロス (ギリシャ/シャルケ)

日本代表DF、内田篤人のチームメイトにユナイテッド移籍を関連付けたのは『Sky Sport』だ。U-17代表のカテゴリーに属しながら、U-21代表に飛び級するだけでなく主力選手としての評価を受けた英才。2011年6月にA代表初招集を受け、得点力の少ないチームの中で得点源としても評価されている。 更なる飛躍のためにはあらゆる面でレベルアップに励む必要はあるが、20歳という若さはサー・アレックス・ファーガソンが好む所ではないだろうか。

ディエゴ・ゴディン (ウルグアイ/アトレティコ・マドリー)

アトレティコ・マドリーのウルグアイ代表DFは多くのクラブが獲得を狙う選手だ。『Daily Express』によればマンチェスター・シティ、チェルシー、そしてリヴァプールも獲得を狙っているという。読みに優れ、若さに似合わず冷静。逆に、長身だがあまり強さは感じない選手だ。ユナイテッド移籍の噂は今のところ皆無だが、費用効果の高い後釜となると『bleacher report』は報じている。


いかがだったであろうか。Qoly独自の選手紹介も交えて紹介させて頂いたが、あくまでこれらの選手は「移籍」による後継者という事で考えるべきだろう。ジョニー・エヴァンス(24歳)、クリス・スモーリング(22歳)、フィル・ジョーンズ(20歳)らの台頭をファーガソンが期待している事は言うまでもなく、実際に経験を積んできている。しかし、今夏のロビン・ファン・ペルシー獲得の様にチャンスがあれば即戦力CBの確保に動く可能性は大いにあるのではなかろうか。

なお、本日報じられた所ではファーガソンはリオ・ファーディナンドに新しい契約を用意しているという。

(筆:Qoly編集部 L)

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