埋まらぬセネガルサッカー連盟とディウフの溝

10月14日に開かれた2013年アフリカネイションズカップ最終予選セカンドレグ、セネガル対コートジボワールの試合は、0-2となった76分に観客が暴動を起こしたため、40分もの中断の後中止に追い込まれた。CAFはセネガルに対して罰則を検討している状態にある。

しかし、セネガルサッカー連盟はCAFに情状酌量を求めると共に、「暴動は誰かが計画していたもの」と主張し、さらに元セネガル代表選手のエル・ハジ・ディウフが関与していた疑いがあると発表した。スーパースポーツ・ドットコムの記事によれば、連盟会長オーギュスタン・サンゴールはこう話したという。

「あの暴動については、セネガルのサッカーを不安定にさせたい人々、個人、またはグループによって計画されたサボタージュの行為であったと信じている。

誰かがスタジアムで試合を混乱に陥れるために、多くのチケットを注文しフーリガンに配ったのだ。彼らは我々のサッカーの評判を落としたいのだ。ホームでの試合を行えないようにしたいのである。彼らはファンや国民全体が我々を批判するように仕向けるため、単に代表チームの失敗を狙っていたのだ」

またセネガルサッカー連盟は「エル・ハジ・ディウフが注文していた1000枚のチケットを押収した」と発表しており、彼がフーリガンを集める目的でチケットを購入した疑いがあると主張している。関係者は「個人で購入するには多すぎる枚数であった」と話したという。

もちろん、ディウフ本人は暴力への関与を否定。しかし連盟の運営に対しては引き続き批判を行うと主張し、メンバーを全て入れ替えた上で、フットボールシステムを検査する新たな組織を設立すべきだと政府に訴えていくと宣言している。

(筆:Qoly編集部 K)

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