6日に行われたブラジル全国選手権の第28節アトレチコ・ミネイロ対フィゲイレンセは2位アトレチコ・ミネイロが6-0で大勝。首位フルミネンセとの勝ち点差6を保った。

この試合はロナウジーニョの独り舞台であった。

前半11分、ショートコーナーから2002年W杯のイングランド戦を彷彿とさせるキックで先制ゴールを決めると、同23分にはFKからヘヴェルのヘディングゴールをアシスト。続いて31分、ゴール近くのFKから相手の虚を突いた壁の下を通すシュートで2点目を決めると、後半17分にはPKを確実に決めてハットトリックを達成。これだけでは終わらず、後半22分にも鮮やかなボールキープから得意のノールックパスでベルナルジのゴールをアシストした。

ハットトリックに2アシストと、5ゴールに絡む活躍でチームを勝利に導いたロナウジーニョ。しかし、この活躍の裏で最近、継父の死と母親の病気という精神的に辛い出来事があったことを試合後、チームメイトが明かした。先制ゴールの後に涙を流したのはそのためだという。亡き継父に対する思い、そして愛する母親への回復への願いがこもったファンタスティックな夜であった。

(筆:Qoly編集部 H)

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