バレンシアがフランス代表左サイドバックを獲得

8月23日、スペイン1部のバレンシアは「フランス代表DFアリ・シソコの獲得交渉が合意に達した」と発表した。この後メディカルチェックが行われ、問題が見つからなければ4年契約が結ばれる予定となっている。

移籍金に関しては発表されていないが、バレンシアが600万ユーロを提示し、リヨンは800万ユーロを希望しており、詰めの交渉が行われていると報道されていた。そのため、おそらくはこの間の額になっているものと思われる。

アリ・シソコは1987年生まれの24歳。セネガルにルーツを持つフランス生まれの左サイドバックで、豊かなスピードと鋭いクロスボールを武器としている。

グーニョンの下部組織出身だがフランスでは芽が出ず、2008年に移籍したポルトガルリーグでブレイク。ヴィトーリア・セトゥバウでの活躍からFCポルトに引き抜かれ、たった半年間のプレーながらも高い評価を獲得した。

一時は1500万ユーロという額でACミランへの加入が決定しかけたが、メディカルチェックで弾かれたためリヨンへ移籍。これまでの3シーズンと今季の2試合を合わせて、133試合に出場し2ゴールをあげている。

バレンシアのスポーツディレクターを務めているブラウリオ・バスケスはこう話している。

「アリ・シソコは若いが豊富な経験を持っている選手だ。フランス代表で、そしてチャンピオンズリーグでハイレベルな試合を戦ってきた。パワフルで守備も強い。チームの競争力を高めてくれる存在だ。特に左サイドは彼とマテューで十分にカバーできる。

今回の契約はチームの全てを強化するもので、我々も興奮している。全てのポジションに質の高い選手を揃えることが出来た。悲観的なファンの方にも楽しめるようなサッカーを見せられるように努力し、結果を勝ち取りたい」

(筆:Qoly編集部 K)

{module [170]}
{module [171]}
{module [190]}

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介