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2012年8月7日(火) - ウエンブリー・スタジアム(ロンドン)
Mexico
3
1-1
2-0
1
Japan
ファビアン
ペラルタ
コルテス
32'
65'
90+3'
得点者
11'


大津



グループリーグ、そしてベスト8のエジプト戦と4試合を危なっかしくも無失点で乗り切ってきた日本代表。しかしメダルを賭けた準決勝ではメキシコを相手に3失点を喫し、敗北。3位決定戦に回ることになった。

エジプト戦で怪我を負っている永井のコンディションに不安があることや、おそらくメキシコにボールを回させるという意図の元で、日本はそれほど高い位置からガツガツとプレッシャーをかけることはない立ち上がりを見せた。かといって最終ラインは決して低くはなく、スペースは大きく与えておらず、序盤はそれほど悪い流れではなかった。

そして12分に先制点も奪取することに成功。多くのチャンスは生み出していなかったが、広いパス回しが成功して押し込み、大津の強烈なミドルシュートがゴールに突き刺さった。実力的には上回る相手に対して、貴重な得点だった。

しかしこの後、徐々に日本は苦しい立場に追い込まれていく。メキシコは日本があまり前から来ないことを考えて、まず長いボールで日本のラインを下げてやることを画策、中盤の支配力を高めていった。

ボールを持てさえすれば、持ち前の個人の能力でキープが可能で、守備への切り替えを集中し激しいプレスを続ければ日本を後ろに釘付けに出来る。メキシコは前節120分を戦っていたが、移動がなかったこともあってかコンディションも悪くなかった。

流れを変えたメキシコは32分にセットプレーから同点ゴールを叩き出す。右からドス・サントスが蹴ったCKをニアでエンリケスがヘッド、弾道が変わったボールをファビアンが合わせてネットを揺らした。

日本の前線を孤立させてペースを握ることに成功したメキシコはさらに攻勢をかけてきた。後半もその流れは変わることなく、日本はボールを上手く繋げず、前に収められず、ラインが下がり、誘発させられたミスからピンチを迎える

そして65分に守備が決壊。権田のスローイングを受けた扇原がペラルタのプレスに晒されてボールを失い、そのままゴール左上隅にシュートを決められてしまった。

大会初めてのビハインドの状況に、日本にはありありと焦りが表れた。簡単に可能性の低いロングボールに賭けたり、早くプレーしようと無理なパスを送ったり、トラップが足に付いてこない場面が頻発。ジョーカーとして次々と投入された杉本、宇佐美、斉藤の3人も、パスが上手く動かない中で有効な受け方が出来ず、攻撃力を発揮できなかった。

1点を取り返すことが出来ないまま終盤を迎え、吉田はパワープレーを狙って前線に残った。ところが、ロスタイム3分が過ぎたところでそのポジションをロングボールから狙われ、ペラルタとコルテスのコンビネーションで崩されて3失点目を喫し、万事休すとなった。

【試合ハイライト】

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