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2012年7月28日(土) - シティ・オブ・コヴェントリー(コヴェントリー)
Sweden
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Japan

勝利すれば一足早く決勝トーナメント進出の権利を手にする事が出来る第2節。スウェーデンと戦った日本女子代表は、惜しくも得点を奪うことが出来ず、しかし負けずに済んだという内容でスコアレスドローに終わった。

スウェーデンのポイントは二つ。ロングボールでもグラウンダーでも、一度シェリンに当てて中央に引き寄せ、外に展開する。それによって日本のサイドバックとウイングのマッチアップを作る、あるいはサイドバックの裏を狙う。守備ではセゲルが必ず大儀見とボールの間にポジションを取り、縦パスを入れさせない。

日本は序盤最終ラインが比較的プレスを受けなかったが、入りさえすれば奪われない大儀見に繋げられる形も少なく、中盤をそれなりに支配しつつも前線で基点を作れない状態にあった。

25分辺りからはスウェーデンの守備が変化し、展開が一変。日本の最終ラインにプレッシャーをかけてくるようになり、中盤での優位性がある程度失われていた。押される場面も出たものの、同時に大儀見へのマークも外れるパターンも多くなり、それがペースを完全に明け渡すことを防いだ。

後半はさらに試合の流れが変わる。前半は最前線でポイントを作れない→中盤でポイントが作れないという流れで常に攻撃のどこかがダメになっていたのだが、裏への飛び出しを増加させることでそれを克服。相手のラインを下げ、中盤も前線も同時に機能性を高めることに成功した。

しかし残念なのはリスクを冒して試合の流れを手にした時間帯で得点を奪うことが出来ず、終盤はコンパクトさを失い、軽率なパスミスや守備でピンチを作ってしまったことである。

引き分けは大会全体を考えれば決して悪い結果ではなく、後半いくつかサイドバックの裏を取られたのはリスクを冒したことを考えれば仕方ないことだ。ただ、作らなくても良い穴を作っていた部分は否めない。特に途中出場の田中、岩渕にミスが多かったことは選手層の薄さも感じさせた。プレーの安定感を上げることが、金メダル獲得に向けての課題となるだろう。

(筆:Qoly編集部 K)

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