南スーダン、歴史の第一歩
7月11日、「世界で一番新しい代表チーム」南スーダンが初の国際Aマッチに臨んだ。独立1周年を記念して行われたウガンダとの親善試合は、2-2の引き分けという結果に終わった。
この試合を受けて、スーパースポーツ・ドットコムが各関係者のコメントを掲載している。
-国歌斉唱を担当した歌手マーガレット・イガリ
「我々は代表チームを持っている。我々は国家を持っている。それを誇りに思うわ。とても愛国的なことよ。生まれたばかりの国家が、こんなに強いチームを持っているのよ。
子供は一日では成長しないもの。もし負けたとしても、私は彼らを信じ続けるわ」
-サイモン・ジェームス選手(南スーダン)
「良い試合だったね、我々の第一歩は。きっと次は勝てるよ!」
-ジェームズ・ジョセフ・モーガン選手(南スーダン)
「難しい試合だった。我々は若い選手が多く、さすがに経験不足は明らかだった。引き分けられたことを神に感謝したい。
次の試合までにもっと強くなっていたいね。何せ、我々は自由なのだから」
-ゾラン・ジョルジェヴィッチ監督(南スーダン)
「これは非常に有望な、第一のステップだ。
南スーダンは独立から1周年を迎えた。しかしながら、未だ多くの悲しみや痛みを伴う物語が、そこかしこで繰り広げられている。多くの人が両親、あるいは兄弟、姉妹を失っているのだ。そういう意味では、この試合を『革命』の最後にしてほしい。
ここの子供たちには非常に大きな可能性がある。何百、何千という才能ある少年たちがいるんだ。いつかトップクラスのチームと戦えることを世界に証明できると信じているよ」
-ジョージ・オピヨ選手(ウガンダ)
「彼らは競争力を持っているよ。きっと、この国の中で、何か背負っているものがあるんだろう。国家のためにサッカーをするんだと、そういう心でプレーしているんだろうね。
もしかすると何年か後には、東アフリカ地域で最高のチームになっているのかもしれないね」
(筆:Qoly編集部 K)