ゴール判定技術の導入、ヒジャブ解禁が決定

7月5日、AFP通信は「FIFAの理事会でゴールライン・テクノロジー(GLT)の導入を決定した」と報じた。

チューリッヒのFIFA本社で行われた国際サッカー連盟理事会において投票が行われ、その結果今年12月に日本で行われるクラブワールドカップ、2013年のコンフェデレーションズカップ、そして2014年ワールドカップで使用されることが決定された。

理事会後に行われた記者会見で、FA書記長を務めているアレックス・ハーンはこのように語った。

「サッカーにおいて非常に重要な日であった。今後の競技のために素晴らしい日になったと言える。我々はずっと議論に晒されていた。審判を守るための適切な技術の導入である」

また理事会では、女子サッカーにおけるヒジャブ(イスラム教の女性が着用しなければならないスカーフ)の解禁も決定されている。

ヒジャブの着用に関しては、安全性の懸念によってここ数年大きな議論になっていた。2011年にはイラン女子代表チームがオリンピック予選でレフェリーに外すことを要求され、それを拒否したことで失格となる事件も起きている。

しかし、その後プレーの際の安全性を考慮した新たなデザインのヒジャブが提案され、アジアサッカー連盟は禁止の解除を要求していた。

アジアサッカー連盟の事務総長を務めているアレックス・スーセイはこの決定を歓迎するとコメントを発表した。

「これは我々にとって良いニュースだ。地域の利益になる。特にイスラム教徒のコミュニティにおいてね」

(筆:Qoly編集部 K)

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