Denmark
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1
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1-1
0-1 |
2
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Germany
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クロン=デリ |
24' |
得点者
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19' 80' |
ポドルスキ ベンダー |
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今大会の優勝候補にも推されるドイツが3連勝でグループリーグBの首位通過を果たした。
試合が開始してしばらくは、互いに引き分け以上であれば決勝トーナメント進出の可能性があったためか、やや様子見の展開が続いたが、トーマス・ミュラーのシュートで決定機を作ると、そこからは素早いパス回しとクロス攻撃でドイツが攻勢に。そして、19分。スローインからミュラー、マリオ・ゴメスと繋ぎ、フィニッシュはこの試合が自身にとって代表100試合目となるルーカス・ポドルスキが右足で沈め先制点を獲得した。
しかし、デンマークもすぐさま反撃へ。ドイツのゴールからわずか5分後に、ラース・ヤコブセンのCKをファーサイドで待ち構えていたニクラス・ベントナーが圧倒的な高さで中央に折り返すと、ミカエル・クロン=デリがヘディングでコースを変えて同点弾。前半戦は互いに一歩も引かぬ形で終了した。
その後、後半戦に入ると、ブロックを敷きカウンターを狙うデンマークに対してパス交換と動き出しでドイツが隙を伺おうとする構図が明確していったが、それでも決定機は両チームに訪れ、後半5分にはヤコブ・ヤコブセンがポスト直撃のミドル。さらに、21分には途中から出場したアンドレ・シュルレがDFラインの裏を取りステファン・アンデルセンを脅かすシュートを放ってみせるなど、両チーム共に見せ場を創出。共に勝利の可能性を感じさせるパフォーマンスを見せた。
だが、試合は思わぬ伏兵の存在で決着する。後半35分。一転してドイツ陣内に攻め込んだデンマークだったが、攻めきれず、ボールをロスト。この瞬間、ドイツがこの試合では封印していた切れ味鋭いショートカウンターを発動し、メズート・エジルのスルーパスから最後はラース・ベンダー。
チームの決勝トーナメント進出を確実なものにしてみせたのは、出場停止となったジェローム・ボアテングに代わる形で不慣れな右サイドバックを務めた意外な男の一発であった。
(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)(筆:Qoly編集部 T)
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