スペイン1部昇格の最後の座を懸けたプレーオフ最終ラウンドがこのほど行われ、アルコルコンに競り勝ったバジャドリーが3シーズンぶりとなる昇格を手にした。

戦前の予想通り地力に勝るバジャドリーがアウェーでの第1戦に1-0で勝利。 そして、この日ホームでの第2戦を迎えたのだが、相手のハードな守備に苦しめられ、なかなかゴールを奪えない。 すると前半ロスタイム、ロングパス一発をフェルナンド・サレスにヘディングで決められ、まさかの失点。

2試合合計タイスコアになり、嫌な雰囲気が漂うが後半立ち上がりの7分、シシのスルーパスにオスカルが抜け出すと、最後はハビ・ゲッラが同点ゴールをゲット。

その後、バジャドリーは際どいシーンも迎えるが、ホームのサポーターの応援を背になんとか凌ぎ切り、試合は1-1のまま終了。 主審のホイッスルが鳴った瞬間、ベンチの選手、スタッフはピッチに懸け出し、喜びを爆発させた。

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試合後、チームを1部昇格に導いたミロスラフ・ジュキッチ監督は「今シーズンずっと苦しんだが、我々は最終的に(昇格に)ふさわしいチームだ。難しい試合になると分かっていたが、打ち勝った」、「全ての選手にとても感謝している。特に契約満了となるナウセやシシらは最後まで頑張ってくれた」、「サポーターたちの振る舞いにも驚いている。チームが彼らを興奮させたことの証明といえる。私はとても幸せだ。できることならば3年契約を全うしたい」と語った。 また、バリャドリッド市内でも市長も含めた多くの市民が1部昇格の喜びに浸った。


【シーズン後半の布陣】

最終ラインには元スペイン代表CBファニートではなく、足元に優れた元ボランチのヘスス・ルエダを起用。また、バレラの怪我もあって左利きのバレンシアガが右サイドに回った。中盤はナフティがハードなチェックで相手の攻撃を潰し、オスカル、ナウセ、シシの3人がチャンスメイク。それを1トップのハビ・ゲッラが決めるという形。ジュキッチの話からすれば、今シーズンカピタンを務めたシシ、ナウセは退団の可能性が高いようだ。


【セスクも祝福のTweet】


【オフィシャルHPもこの通り】

(筆:Qoly編集部 I)

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