テヘランの古豪、ブルーノ・メツ氏を狙う

6月16日、テヘラン・タイムスは「イラン1部リーグのペルセポリスは、来季の監督としてブルーノ・メツ氏を招聘するために動いている」と報じた。

ペルセポリスは10/11シーズンにリーグ4位という結果を残し、今季のACLの出場権を獲得。しかし昨季は12位と大きく期待を裏切り、ACLでも決勝トーナメント1回戦で既にアル・イティハドに敗れ大会を去った。チームを率いたトルコ人監督ムスタファ・デニズリとはまだ契約が残っているが、解任の可能性が示唆されている。

ブルーノ・メツ氏は1954年生まれの58歳。フランス生まれであるがアフリカでの指導で名をあげた。2002年にはセネガル代表を率いて日韓ワールドカップに出場、開幕戦でフランスを破り、最終的にはベスト8にまで進出するなど大きな成績を残した。

その後は主に中東諸国で活躍し、昨年はカタール代表を率いて自国開催のアジアカップに出場。決勝トーナメントで日本に敗れたもののグループリーグ突破を成し遂げている。大会後に職を離れ、アル・ガラファの監督に就任したが、今年3月に成績不振で解任されてからはフリーの状態。

先日は指揮官が不在となっていたセネガル代表の監督候補に選出されていたが、ピエール・ルシャントル氏(一旦は契約したものの、後に内容が不当であるとして契約を破棄した)との競争に敗れ、就任は実現せず。現在ブルーノ・メツ氏はトルコ1部リーグのベシクタシュとの交渉が行われていると報道されている。

(筆:Qoly編集部 K)

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