試合開始間もなく先制点を挙げたクロアチアが、一時は同点に追い付かれたもののアイルランドを振り切りグループリーグ初戦を勝ち点3で終えた。

クロアチアは前半3分にスルナのクロスからマンジュキッチがヘディングでゴールを挙げると、その後はコンパクトな守備ブロックを敷き、アイルランドの追撃に対応。19分には予選の時から課題であった、対セットプレーの拙さを露呈してしまい、セント・レジャーに同点弾を許すものの、自分たちのペースは失わず、43分に混戦を抜け出したイェラヴィッチのゴールで逆転。さらに、後半開始直後には再びマンジュキッチがヘディングで追加点を獲得し、今大会を白星でスタートすることに成功した。

一方、アイルランドは、セットプレーをきっかけにチャンスを作ったものの、その点を除けばほとんど見せ場はなし。ウォルタース、コックス、ロングと交代カードを切ってからは、ダイレクトプレーが明確となったが、前線にボールが入ってからの動きの悪さは払拭できず。また、ダフ、マッギーディのサイドアタッカー陣もクロアチアの組織的な守備の前に封殺されるなど、スペインとの第二戦に向けて大きな課題が残る形となった。

【マッチフルハイライト】

（筆：Qoly編集部 T）