2012/6/10 18:00 アレナ・グダニスク(グダニスク)
Spain
1
0-0
1-1
1
Italy
ダビド・シルバ 64'
得点者
61' ディ・ナターレ

ツꀀ

前回大会の準々決勝でも相対した両チーム。スペインはオプションのひとつでもある0トップ、対するイタリアは戦前の予想通りぶっつけ本番となる3バックで大会初戦に臨んだ。

スペインはいつも通り前線がポジションチェンジを繰り返しながら攻撃を展開するも、イタリアはしっかりと守備ブロックを形成。 前からいく時はいき、引くところは引く。非常にコンパクトな布陣で人が密集させてスペースを消して、スペインのアタックを遮断。守備がハマったイタリアはボールを持つと、まずバロテッリに当て、マッジョ&ジャッケリーニがサイド深く駆け上がる。 スペインが警戒していたはずのピルロが比較的フリーでプレーできたこともあり、何度か相手ゴールを脅した。

一方、個人技で攻め入るもなかなかギャップを作り出せず、どうにも波に乗れないスペインは前半終盤からデ・ロッシの両脇のスペースを狙って攻め入るも得点を奪えないまま45分を終える。

迎えた後半もスペインはピルロを捕まえきれないでいると、後半15分、そのピルロがドリブル突破から途中出場のディ・ナターレへ絶妙なスルーパス。 34歳のベテランFWが得意の形から、鮮やかにスペインゴールを揺らし、イタリアが先制。

相手ディフェンスを攻略しきれないスペインにとってなんとも嫌な流れに思えたが、その3分後すぐさま同点に追いつく。 バイタルエリアでボールを受けたダビド・シルバが振り向き様にスペースに見事なパスを送ると、セスクが落ち着いて流し込んだ。

その後、両チームは追加点を目指すべく、相次いで交代カードを切る。 スペインはフェルナンド・トーレスが入ったことで、より直線的にゴールに向かうプレーが増加。 ともに疲れが見え始めコンパクトさを保てなくなったことで、互いに相手ゴールを脅かすも結局追加点は生まれず、試合終了のホイッスルが鳴った。

グループ2強と目される両チームはともに勝ち点1を分け合うスタートとなった。

0トップがやや不発でトーレスが入ったことで攻撃が活性化(疲れが見え始める時間帯からの投入ではあったが)したスペイン。 デル・ボスケは次戦アイルランドでどのような布陣を選択するだろうか。

一方、マトリら長身FWをメンバーから除外し、前線に(バロテッリ以外は)小兵を揃えたイタリアはある程度思い通りの戦いができたことで、まずまずの滑り出しといえそうだ。

(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)

【マッチフルハイライト】

(筆:Qoly編集部 I)

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