EURO2012の開幕が迫る中、本企画ではQoly編集部推薦のタレントたちを紹介。誰もが知るスタープレーヤーから知る人ぞ知る逸材まで取り上げるので、是非大会観戦の予備知識としてもご利用ください。

国内に突如現れた「次代のマケレレ」

国内リーグの中堅クラブ、レンヌから世界に羽ばたこうとしている期待の若手。ルーツはコンゴである。

フランスの各年代の選抜チームに名を連ね、プロデビューからわずか1年でA代表に。今大会の予選では欠かせない戦力となり、ヨアン・キャバイと共に、中盤の新しい顔として君臨。

ユースから昇格した時には、すぐに活躍を期待されるほどの評価は受けていなかった。しかし元フランス代表MFブルーノ・シェルー、日本代表MF稲本潤一、ノルウェー代表MFアレクサンダー・テティーと分厚い選手層のなかでレギュラーを奪取し、フランストップレベルのプレーヤーに登り詰めた。

豊富な運動量を生かした潰しで守備を締めるほか、組み立てや展開にも力を発揮でき、彼1人がいるだけでバランスを向上させることができる。地味な存在ではあるが、どこのチームも欲しがるタレントと言えるだろう。

しかし彼のEUROは、やや苦しいものになりそうだ。大会を前にした6月1日の親善試合セルビア戦で足首を負傷し、2週間近くの離脱が予想されている。グループリーグを突破さえすれば、決勝トーナメントで彼のプレーが見られるだろう。

（筆：Qoly編集部 K）

【厳選Qoly】新潟愛は永遠！アルビレックス新潟が「世界」に送り込んだ“最強”日本人6名