アル・ジャジーラ | 3(PK2) | - | 3(PK4) | アル・アハリ |
リカルド・オリヴェイラ マティアス・デルガド リカルド・オリヴェイラ |
32' 62' 114' |
22' 75' 118' |
マルセロ・カマーショ アル・ホスニ ヴィクトル・シモンエス |
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決勝トーナメント一回戦は、各グループ1位の地元での一発勝負で行われる。グループAを無敗で勝ち上がったアル・ジャジーラを、サウジアラビアの曲者アル・アハリがPK戦で破ってベスト8に進出した。 スコアを見れば打ち合いの様相を呈しているが、特に両チームが攻撃的であったわけではない。ただ、お互いに攻撃が守備を上回ったことにより、この結果が導き出された。 アル・ジャジーラはルーズで切り替えが遅くマークの受け渡しが機能しない場面が目立ち、アル・アハリはバレー、リカルド・オリヴェイラ、マティアス・デルガドの個人能力に最終ラインが耐えきれなかった。 流れの中でより勝利に近づいたのはアル・ジャジーラ。 ペースを握った時間はキックオフから10分、そしてディアキーがトップ下に上がって攻撃の枚数を増やした直後の前半30分から40分辺りと短かったが、前線の能力の高さを見せつけた。 先制点を許したが、32分に久々のチャンスからディアキーのクロスをリカルド・オリヴェイラがヘディングで決めて同点。62分にも途中出場のアル・メンハリのクロスからマティアス・デルガドがキーパーの前に飛び込んで追加点。さらに延長24分にディアキーのスルーパスから裏に飛び出したリカルド・オリヴェイラがゴール。残り6分というところでリードを奪った。 アル・アハリの攻撃の機能性はアル・ジャジーラを大きく上回り、中盤を支配した時間は長かったのだが、上述のように守備力が今ひとつ発揮できなかった。特にパロミノはバレーを抑えられず、終盤にマークがリカルド・オリヴェイラに代わった後も苦しんだ。 しかし攻撃陣がそれをカバーする3得点をあげた。22分には切り替え早く前線でボールを奪い、シモンエスとのパス交換でコースを開けたマルセロ・カマーショが先制点をゲット。その後逆転されてしまったものの、75分にカマーショのスルーパスから途中出場のアル・ホスニが技ありのループシュートを決めて食らいついた。 終盤は疲弊が目立つアル・ジャジーラを一方的に押し込むも、カウンターから失点し絶体絶命の状況に。しかし残り2分でヴィクトル・シモンエスがミドルシュートを決めて、試合を振り出しに戻した。 PK戦ではアル・ジャジーラの誇る外国人選手が力を発揮できず。1人目のリカルド・オリヴェイラはここで甘いコースに蹴ってしまいミス。さらに4人目のルーカス・ニールがクロスバーに当てて外してしまう。 大きなチャンスを得たアル・アハリは、5人目のヴィクトル・シモンエスが豪快に左足を振り抜き、右隅に決めてスコアを4-2とし、最後の1人を残して勝利を決めた。 |
セパハン | 2 | - | 0 | エステグラル |
ブルーノ・セーザル ベンガル |
8' 35' |
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(筆:Qoly編集部 K)