指揮官未定のモナコ、イタリアからDFを獲得
5月21日、イタリア・セリエAのボローニャに所属していた元イタリアU-21代表DFアンドレーア・ラッジが、フランス2部のモナコに移籍することが決定した。契約期間は3年間で、1年間延長のオプションが付随している。
ラッジはインタビューに対してこう話している。
「全てプレー面を考えての決断だ。プロジェクトリーダーと話をして、彼の申し出を断ることが出来なかった。モナコは唯一無二のクラブ。もちろん公国での生活も幻想的だけどね。エキサイティングな挑戦だ。
(セリエAからフランスの2部に来たことについて)僕が求められていることは尋常じゃないよ。なにせクラブの歴史を作る仕事だ。2部で戦うことを恐れるなら、最初から来ていないさ。新たな挑戦を始めるのには良いタイミングだったし、モナコなら家族も適応に苦しむことはない。イタリアとも接しているからね。
僕のプレイスタイルについては…自分で説明するのは難しいけど、センターバックとして不可欠なものは揃っている。厳しいマークとタックルが得意で、空中戦も強く、スピードもある。モナコのファンの前でプレーできるのが楽しみで待ちきれないよ」
アンドレーア・ラッジは1984年生まれの27歳。名門エンポリの下部組織出身で、2003年にトップチームデビュー。かつてはユヴェントスからも興味を持たれるなど期待されていた若手CBであった。
2008年にパレルモに移籍してからはサンプドリア、ボローニャ、バーリに貸し出されてプレー。11/12シーズンにボローニャへと完全移籍し、レギュラーとして31試合に出場した。
なお、モナコは19日にマルコ・シモーネ監督の退任を発表しており、来季の指揮官はまだ未定の状態である。
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