2011-12シーズンにイングランドで起きた最悪の移籍、『caughtoffside』編
先日、『bleacher report』が掲載した「2011-12シーズンにイングランドで起こった最悪の移籍トップ10」の記事を取り上げたが、今度はイギリスの人気Webサイト『caughtoffside』がまとめた同ランキングを紹介しよう。
なお、各寸評は同記事の編集者であるMad Dog and Groly氏の分析を意訳したものである。
10位:ロメル・ルカク(ベルギー/チェルシー) / 1800万ポンド
才能に満ち溢れたヤングスターはチェルシーに加入して以来まだその片りんすら見せられていない。そして、この夏にはウェストロンドンを離れるのではないかという話も。
9位:ステファン・サヴィッチ(モンテネグロ/マンチェスター・シティ) / 600万ポンド
彼がマンチェスター・シティの一員として試合に出場する際には注意深く見張る必要がある。
8位:ステュワート・ダウニング(イングランド/リヴァプール) / 2000万ポンド
加入直後は明るい希望となっていたが、最終的にはごく平凡なシーズンに。得点能力に秀でたプレーヤーではないが、プレミアリーグ29試合に出場して0得点というのは衝撃的だ。
7位:オーウェン・ハーグリーヴス(イングランド/マンチェスター・シティ) / フリー
獲得した意味はあった?
6位:ペア・メルテザッカー(ドイツ/アーセナル) / 1000万ポンド
チームに堅固さをもたらしてくれるであろうと期待されたドイツ代表は、長期に渡って離脱し、脆さを露呈。スピード不足やミスの多さも感じた。仮に戦列に復帰したとしても、ローラン・コシエルニとトーマス・ヴェルマーレンの牙城を崩すことは難しいだろう。
5位:キーロン・ダイアー(イングランド/QPR) / フリー
ロフタス・ロードにやってくるや否やの故障離脱。試合が始まってから3分で怪我を負い、以降は一度も姿を見せることはなかった。
4位:アラン・ハットン(スコットランド/アストン・ヴィラ) / 300万ポンド
ヴィラに加入した当初は、悪党のようないでたちで対峙する相手をぶった切っていたが、コンディション管理に失敗。安定したパフォーマンスを見せられなかった。
3位:シャルル・エンゾグビア(フランス/アストン・ヴィラ) / 900万ポンド
チームを新たなレベルに押し上げると思われたが、完全に欺かれた。昨季までウィガンに所属していた男は極めて最悪なシーズンを送った。
2位:ロジャー・ジョンソン(イングランド/ウォルヴァーハンプトン) / 700万ポンド
守備陣強化のために連れてこられたが、完全に失敗。深酒後にトレーニングに参加するという醜態でも評価を下げた。バーミンガムから移籍してきた頃には、このような結果が待ち受けていると、ジョンソンもウォルヴァーハンプトンも予期していなかっただろう。
1位:ジョーダン・ヘンダーソン(イングランド/リヴァプール) / 2000万ポンド
何故リヴァプールはサンダーランドからこの若手を獲得するために大金を積んだのだろうか。結局、シーズンを通じてその価値を証明することができなかった。この状況では無駄な投資であったと言わざるを得ない。
(筆:Qoly編集部 T)