「ク・ジャチョルの名を知らしめられたことが最大の収穫」
5月8日、ソウルのサッカー会館で開かれた記者会見で、ブンデスリーガでの戦いを終えて帰国した韓国代表MFク・ジャチョルは「自分で点数を付けるなら、今季は100点だった」と話した。
ク・ジャチョルは2011年1月のマーケットでヴォルフスブルクへ加入。フェリックス・マガト監督の元では出場機会に恵まれず、今年1月にアウグスブルクにレンタル移籍すると、半年で5ゴール2アシストを記録して残留に貢献した。
「ブンデスリーガにク・ジャチョルという選手がいるということを知らしめられた事が最大の収穫だった。自分で自分に点数を付けるのであれば、100点の選手だったと思う。
最初にドイツに渡ったときは、僕は1点も取れないのではないかと不安で仕方なかった。しかし、その恐怖を払拭することが出来た。ヨーロッパで生活しながら、多くのことを学んだからだ。
シーズンが終わって韓国に帰ったときに笑顔でいられるようにと決心し、それを実現させるために一生懸命頑張った。幸いなことにアウグスブルクでは監督の信頼を得ることができて、チャンスを貰えた。
アウグスブルクは買い取りやレンタル延長を希望していて、ヴォルフスブルクからは復帰が求められている。また、他の1チームからもオファーを貰った。とにかく、焦らずに出場機会の有無、成長できる可能性を考えて決断しようと思う。
国際Aマッチを20試合以上経験して、責任感が強くなった。パク・チソンやイ・ヨンピョの不在を感じないくらい試合に集中したい。特にロンドン五輪には自分の全てを注ぎ込むつもりだ。
マガト監督は反対しているが、僕は出場したいと伝えた。肯定的な結果が出てくるように願うよ。オリンピックは準備さえ上手く行けばベスト8以上は可能だと思うしね」
(筆:Qoly編集部 K)
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