「慣れてようが慣れてなかろうが、暑いものは暑い」

元イタリア代表DFであり、現在アル・アハリのテクニカルディレクターを務めているファビオ・カンナヴァーロ。彼がインタビューで「カタールでの2022年ワールドカップ開催に不安がある」と語ったとガルフニュースが報じた。

「この暑さの中でプレーするのは非常に厳しい。高い気温はプレーヤー単体にとっても、組織にとっても非常に難しい局面をもたらすよ。

ワールドカップには32カ国が参加するよね。だから32カ国のファンがやってくるわけだ。暑さの影響はピッチの中にだけあるわけじゃない。スタンドにいる観客にとっても非常に厳しいことになると思うよ。

僕は暑い中でプレーした経験を持っているからよく分かるんだ。それがどれだけ難しいことなのかをね。その環境に慣れていようが、慣れていなかろうが、人間誰だって暑いものは暑いんだ」

カタールの夏の気温は最高で50度近くに達する。主催側は300億ポンド、イベントの総予算の21%という額を投じて、全12スタジアムを27度に保つ冷却設備を設置すると発表しているが、担当する建築会社からも「ランニングコストの面で非現実的」だと批判を受けている。

FIFA理事のフランツ・ベッケンバウアー氏やUEFA会長のミシェル・プラティニ氏は、開催時期を冬にずらすことによってコストを下げる案を提示しているが、カタール側はそのアイデアを受け入れる予定はないと発表している。

(筆:Qoly編集部 K)

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