「心配や懸念の声も多かったが、我々に不安は全くなかった」

5月5日に行われたKリーグ第11節、最下位に沈んでいた大田シチズンが首位に立っていた水原三星ブルーウイングスを2-1と破り、今季2勝目を挙げた。

チームを率いているユ・サンチョル監督にはメディアから解任論が広がっており、苦しい状況に陥っていた。危機をひとまず回避した大田について、スポーツソウル紙が記事をまとめている。

「大田のユ・サンチョル監督は、Kリーグ首位を走っていた水原三星に勝利することで、自分の解任論を一蹴した。

ユ監督は最近精神的な苦労が多かった。ローカルメディアを中心に解任論が広がっており、具体的なシナリオも構築されていた。現在クラブの代表取締役が空席となっているが、新代表が就任し次第すぐに更迭の手続きに入るという内容だった。大田はこれまでにもシーズン中に監督を多く交代してきたし、10節までで1勝9敗という結果も解任説を煽っていた。

しかし先週末、水原を2-1と下してチームの雰囲気を変えた。これまで1勝しかあげていない最下位チームが、常に先手を取った。クラブの雰囲気を悪くさせていた解任論も落ち着いた。大田が先週新任代表について選定した後に行われた試合であったことも意味深であった。フロントに強い印象を与えることに成功した。

これまで攻撃の中心として期待されながら不発に終わっていたベルギー人FWケヴィン・オリスが2ゴールと爆発し、ようやく役割を果たした。FKキッカーとして知られるキム・ヒョンボムが先制点をアシストした。

『明らかなのは、チームが徐々に良くなってきていると言うことだ。リーグ最下位に沈んでいるので心配や懸念の声も多かったが、選手たちと一緒に生活し、練習している我々に不安は全くなかった』

ユ・サンチョル監督はこう話し、今後の反攻に自信を覗かせている。

大田は11日にまたも強豪の浦項スティーラースとの対戦を控えており、その後は19日に大邱、28日に光州とのアウェイゲームを迎える。今年初めて導入された降格制度に飲み込まれないためには、大邱、光州の市民球団同士の試合が重要になるだろう」

(筆:Qoly編集部 K)

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