「イラン人がこんなにサッカーに情熱的だとは知らなかった」
イランの代表監督を務めているポルトガル人指揮官カルロス・ケイロス。6月に開幕するアジア最終予選を前に、フットボール・アジアのインタビューに答え、イランのファンを賞賛した。
「イラン人がこんなにサッカーに情熱的だとは知らなかった。アザディ・スタジアムで9万人のファンを見た時、とても驚いた。それだけの人がリーグ戦を見に来ている。そして、我々は彼らのサポートを受けることが出来るんだ。サッカーにファンの存在は欠かせない。それは良いプレーをするために一番大切なものだ。
我々は現在最良の準備を行い、戦いの時を目前にしている。チームは素晴らしい働きをしている。しかし、我々はもっとアウェーゲームで試合を支配しに行かなければならない。時に我々は用心深く静観してしまうことがある。それを私は変えたい。
ただ、もちろん何よりも大切なのは勝つことだ。ホームであろうがアウェーであろうが。とはいえ、このことは常に頭の中に入れてプレーする必要はあるだろうがね。
私は7800万人のイラン人の期待を背負っている。だから真剣に、正確に準備を行わなければならないし、高い要求を行わなければいけない。イランのファンはワールドカップに行くに値する。とても熱烈で、サッカーを愛している。ワールドカップにいて当然の国だ。
しかし、それで現実的に出場できるわけではない。立ちはだかる相手に勝利し、予選を突破しなければいけないからね。
プロ選手にとって一番大切なのは、サッカーに嘘をつかないことだ。それは、熱心に練習し、日々より良いプレーヤーになるための成長が起こるということだからね。
世界では何百万もの人々がサッカー選手になることを夢見る。しかし、それらのほとんどは、それに値する技術を身に付けることはない。職業を尊重しなければ、強い野望、希望は持てない。
希望を持って成長することによって、選手はチームを助け、クラブを助け、そして国を助けることになる。そして全世界のサッカーが成長することの助けとなる。それこそが、最も重要なことだ」
(筆:Qoly編集部 K)