ブルサスポル、1週間で3度同じ試合を戦う珍事が発生

トルコの中堅チームであるブルサスポル。チームは現在トルコ・リーグのプレーオフを戦っているが、一週間に3回同じチーム(エスキシェヒルスポル)と戦う珍事に見舞われている。

事の発端は、10日に行なわれたトルコカップで、エスキシェヒルスポルがアンタルヤスポルに勝利したことだ。

ブルサスポルは25日にトルコ・カップ準決勝でエスキシェヒルスポルと戦っており、アルゼンチン人FWピントの2ゴールを含む3対0で勝利した。しかし、さらにトルコ・リーグのプレーオフでも4月29日、5月2日と連戦が組まれたために、1週間で3度同じチームと戦うこととなった。

ブルサスポルはその前もカップ戦、プレーオフでシヴァススポルと連続して戦った。同じ相手ばかりでは客足が遠のいてしまう可能性がある。

このような試合日程が組まれた原因はプレーオフシステムにある。

トルコでは今シーズンから4月にリーグ戦を早々に終え、1-4位、5-8位がプレーオフに回るシステムをスタートさせた。欧州カップに縁が無かったチームにチャンスを広げるが、終盤には同程度の成績の相手と連戦してしまう可能性が高まる。

プレーオフはオランダ、ベルギー、ギリシャ、トルコ・・・と年々広がりを見せているが、ブルサスポル・サポーターのエムレさんも「小さい国のためのシステム。来年はなくなって欲しい」と語っている。

今月中旬には日本代表GK川島(リエーセ/ベルギー)が「リーグ全体のレベルが落ちる」と苦言を呈したのも記憶に新しく、現地の評判は芳しくないようである。

(筆:Qoly編集部 Q)

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