ブローニュ、アルル、エヴィアンに続いて2年連続の昇格

4月23日、フランス2部に当たるリーグ・ドゥ第33節が行われた。勝ち点62で首位に立っていたバスティアは、ホームでシャトールーを2-1と破って勝利。この結果、5試合を残して3位以内が確定。得失点差の関係で来季のリーグ・アンへの昇格権をほぼ手中にした。

堅さが目立つ立ち上がりとなったが、18分にセットプレー崩れからトワフィル・マウリダのクロスをワフビ・ハズリがゴールに決めて先制。39分にもダヴィド・スアレスのスルーがアクセントとなってマウリダが裏に飛び出し、追加点を奪取。

その後セットプレーからレミ・フルニエのバックヘッドを決められて追いつかれるも、リードを最後まで守り切って勝利をあげた。

今季3部から2部に復帰したばかりながらも、リーグ・ドゥを独走したバスティア。2位のスタッド・ランスとも既に11点の差が付いており、得失点差+26は突出した数字だ。しかも、特別得点を量産するストライカーがいたわけではない。まさにチーム力の勝利といえる。

チームを押し上げたのは、キャプテンである元フランス代表MFジェローム・ロテン。彼が中心となった2部レベルを超越するビルドアップ能力が最大の武器で、2月からは8勝2分1敗と圧倒的なペースで勝ち点を積み重ねた。

監督はかつて松井大輔選手を指導したフレデリック・アンツ。ル・マンで成功を収めた後、ソショー、ル・アーヴルでは結果を残せず評価を落としていた。

しかし09/10シーズンのリーグ・ドゥを20位で終え、3部に降格したバスティアを1年で2部に引き上げ、立て続けに1部への挑戦権を獲得した。12/13シーズンは監督にとってもリベンジとなるに違いない。

(筆:Qoly編集部 K)

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