新たな市民クラブのモデルとなる夢を果たせず…

スポールソウルは4月10日、仁川ユナイテッドの監督を務めているホ・ジョンム氏が辞任の意向を示していると報じた。本日行われる光州との試合終了後の記者会見で発表される予定。

ホ・ジョンム氏は取材に対してこう話したとのこと。

「コーチングスタッフと選手たちに申し訳ない。辞任を決めた。急に決めたことではない。クラブが準備する時間も必要であるし、選手が動揺するかもしれなかったので言葉を慎んでいた。名誉を回復する機会はあるのか、悩んでいた。心の中には悔しさもあるが、仁川を去るときだと思ったのだ」

ホ・ジョンム氏は2010年のワールドカップで韓国代表をベスト16に導いた指揮官として知られている。大会後には市民クラブである仁川ユナイテッドの監督に2年半の契約で就任した。

今季は開幕前にチームの財政悪化が明らかとなり、2月分の給与の支払いが滞り、社長が責任を取って電撃辞任。

シーズンが始まってみれば3連敗と最悪のスタートを切り、6試合で1勝1分4敗。大田シチズンとの試合ではマスコットが相手のサポーターに暴行されるという事件が起こり、警備上の問題があったとして罰金の支払いを余儀なくされている。

ホ・ジョンム氏はこれまでの試合の公式インタビューにおいても、「雰囲気は悪くはないのに結果が出ない。私の不徳の致すところだ。私の責任である」と苦しい胸の内を吐露していた。

仁川ユナイテッド側は慰留に努めているが、ホ・ジョンム氏の意思は堅いという。

(筆:Qoly編集部 K)

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