エステグラル 1 - 2 アル・ジャジーラ
ザンディ

68'

5'
72'
ジュマ・アブドゥラ
バレー
Esteghlal, Al-Jazira

アル・ジャジーラがエステグラルを破って3連勝を達成。ほぼ決勝トーナメントへの進出は決まったと言えるだろう。このところアジアの舞台では不振が続いていたUAEのクラブが、ついに殻を破ったといえるだろうか。

今日の勝因は、エステグラルの決定力不足とミスに大きく助けられたこと。前半5分に早くも先制点を奪取。マティアス・デルガドのコーナーキックにラハマティの飛び出しが合わなかったため、ジュマ・アブドゥラが無人のゴールにヘディングを決めた。

戦術としてはいつも通りズルズル下がる脆弱な最終ラインをあえて晒しつつ、攻めさせてスペースを作らせ、前線の外国人の個人能力でカウンターを仕掛ける……というものだった。

エステグラルには再三攻められたものの、低かったことが幸いしてボルハニの一番得意な「一発のロングボールで裏に抜ける」という形を大半封じ、さらにイランのチームらしい決定力不足に助けられて大量失点を逃れることに成功。“肉を切らせて骨を断つ”(時に骨まで切られる)戦術がハマったと言えよう。

68分にはザンディのミドルシュートがDFに当たって不運な形で失点し同点に追いつかれたが、それからわずか4分で再び突き放す。前線の左サイドでロングボールを受けたリカルド・オリヴェイラが、また間に合わないタイミングで軽率に飛び出して来たラハマティを突破してクロス。ペナルティエリアに詰めていたバレーが守護神不在のゴールに突き刺した。

エステグラルにとってはあまりに勿体ない試合だったと言えよう。

最初の失点がなければ、あるいは早い時間で点を取れていれば、これほど攻めざるを得ない状況にはならなかっただろうし、よってカウンターからのピンチも減らせたはずだ。全てはラハマティのミスから始まった自滅劇であった。

アル・ナスル 1 - 2 アル・アハリ
ディアネ

52'

27'
50'
ヴィクトル・シモンエス
アル・ジャサム
Al-Nasr, Al-Ahli

アウェイのアル・アハリが積極的なサッカーを見せて2点を先行。終盤は疲弊が目立ったが失点を1つに抑え、リードを守り切って今大会初勝利を上げた。

アル・アハリは立ち上がりから激しいプレスで相手を押し込み中盤を支配。一方的に攻めながらもなかなか結果に繋がらなかったが、27分に先制する。

少しアル・ナスルが反撃しようと前に出た瞬間のカウンターだった。アリ・サレムのクリアを拾ってスルーパス。裏に飛び出したシモンエスがキーパーよりもわずかに先に触ってゴールに決めた。

そして後半開始から間もない50分に2点目を奪取。これもカウンターが基点となった。左サイドに出された長いスルーパスにアル・ジャサムが飛び出し、カバーに来たアリ・サレムをフェイントでかわしてシュート。ネットを揺らし、これが決勝点となった。

アル・ナスルは序盤プレスに押されてディアネが孤立し、全くボールが前に入らないまま一方的に押される状況となっていた。それを改善するために前半のうちに4-3-3に変更し、ディアネの周りにユスフ・アブドゥラ、マスード・ハッサンを付けることで徐々に反撃の機会が増加。

52分には縦パスを収めたディアネがカミル・アル・ムサを引きずるようにして突破して豪快にネットを揺らし、反撃の狼煙を上げる。しかし、結局は終盤のオープンな展開でも次のゴールを奪うことが出来ず。2点差をひっくり返すには攻撃力が足りなかった。

(筆:Qoly編集部 K)

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