サポートを表明してくれたすべての人々に感謝し、新たな戦いへの決意を表明

アストン・ヴィラのキャプテン、スティリアン・ペトロフは急性白血病を患った事を明らかにしたが、そのままフットボーラーとしてのキャリアの幕を降ろし、闘病生活へ突入することが明らかになった。『Dailymail』が詳細を伝えている。

土曜日にヴィラ・パークを訪れてチェルシー戦を観戦したペトロフ。32歳のブルガリア代表MFは、月曜日にはロンドンの病院に入院する予定であり、ブルガリアの新聞『Tema』に対しては引退することを明らかにしている。

「フットボールは終わりだ。これで終わり。これからは自分の命の為の戦いが始まる。戦うよ」

6年前にアストン・ヴィラに加入したペトロフはブルガリア代表として105試合に出場。先週末のアーセナル戦の前半終了後に頭痛を感じ、チームドクターは交代を提案したがフル出場していた。

「後半の早い段階で体力を使い果たしていたけど、それはいつもの自分じゃなかった。でも、これが人生だ。一週間前にはロンドンでコーヒーを飲んでいたけど、今はこんな話をしているんだ。頑張るよ。世界中のみんなからのサポートに対して本当に感謝したい」

ペトロフはスタジアムにつくと短いコメントを述べ、フットボール界からのサポートに感謝を述べている。そして、ボルトンのファブリス・ムアンバに刺激を受けている事も明らかにしている。ムアンバはFAカップ準々決勝のトッテナム戦で心肺停止に陥るも徐々に回復。昨日、ロンドンのチェスト病院に入院している姿が家族によって公開されている。

「サポートのメッセージを送ってくれたすべての人々に感謝を伝えたい。ものすごい数の反応をもらい、本当に感謝しているんだ。家族と私にとっては難しい時間になるけど、私のプライバシーを尊重してもらえるようみんなにお願いしたい」

「家族、チームメイト、フットボール界の友達、アストン・ヴィラ、そして全てのファンの助けと愛によって、病気を倒す事ができると確信している。そうすると決めたんだ。昨日、友達であるファブリス・ムアンバの公開された写真を見た。とても刺激を受けたし、私もこの24時間で多くのサポートをもらったね」

「しばらくの間はフットボールはおあずけだけど、今日はチームメイトたちをサポートするためにここに来た。みんなが私をサポートしてくれるように、私もみんなをサポートし続けたい。みんなありがとう」

ペトロフを支援する声は世界中から集まっている。マンチェスター・ユナイテッドのFW、ディミタール・ベルバトフは自らのFacebookで世界中にサポートを要請している。

「ブルガリア史上最高の選手であり、私の親友であるペトロフのことを祈り、信じよう。彼はこの戦いに勝つ!彼はみんなからのサポートを受けるに値する。信じてくれ。」

ペトロフ自身も母国からの応援、励ましが心に響いているようだ。

「もちろん、母国ブルガリアからの祈りが最も励まされるよ。いつか回復すると信じる思いを強くしてくれるんだ」

GET WELL SOON STAN。一刻も早い回復を祈ります。

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