2008年に創設され、Kリーグに参加した江原FC。2009年には大橋正博選手が所属したことで知られている。江原は親会社を持たない市民球団であり、経済的な基盤の弱さもあって、これまでの3シーズンは全て二桁順位で終わり低迷中で、今年も1勝1分2敗と苦戦。

しかしスポーツソウル・ドットコムのキム・ヨンイル記者はこれまでの戦いを評価している。特に大宮アルディージャ、ザスパ草津、サガン鳥栖、徳島ヴォルティスでプレーし、今年江原に加入した島田裕介選手に救世主となる可能性を感じているようだ。

「江原FCは、島田裕介という翼を付けて飛翔することが出来るだろうか?

今年日本から島田裕介選手を獲得した江原FCは、序盤戦でその効果を現している。25日の城南戦では、2-1と負けたものの、フリーキックからデビューゴールを決めた。セットプレーを一手に担う島田の最大の武器は正確な左足のキックだ。日本の選手らしくない、体当たりを恐れない根性も持っていて、Kリーグにすぐに馴染んでいる。

江原の広報を担当するクォン・ミンジョン氏は話す。

『創立メンバーであった大橋正博よりも、キックは仲間に認められているよ。技量だけではなく、普段の生活も模範的だ。仲間との融和力にも優れ、チームに大きな活力を吹き込んでいる』

またチームの主将を務めている元韓国代表キム・ウンジュンも賞賛する。

『島田と呼吸を合わせるようになって1ヶ月と少しが過ぎたが、FWの目線だけを見てパスを正確に入れてくれる。ボールを巧みに収めるセンスがある』

島田が今季江原FCに加わったのは、コーチを務めているチェ・ソンヨン氏との縁があるためだ。

2008年にザスパ草津で同じ釜の飯を食べた中である。その年に12アシストを決めた島田の能力は、チェ・ソンヨン氏に大きな印象を与えた。翌年ユン・ジョンファン氏がコーチを務めた鳥栖に移籍したが、色あせない技術を見せていた。

昨年最下位という屈辱を味わった江原FCは、チェ・ソンヨンコーチの推薦を受けて島田裕介選手の獲得に乗り出したのである。島田も自分の能力を認めてくれたチェ・ソンヨン氏に感謝し、徳島で共に戦った山田庸フィジカルコーチと共に江原FCに加わった。

今季スプリット・システムと降格制度が導入されたKリーグで、島田裕介が江原道の救世主となれるかが注目されている」

(筆:Qoly編集部 K)

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