リーガ1 (ルーマニア1部) 第20節、ヴァスルイ戦はコンコルディア・キアジナのGKイダン・バルフにとって散々な一日となってしまった。
22歳のイスラエル人キーパーの冴えないプレーもあって4失点を喫したコンコルディアは完敗。 チームは18チーム中17位と低迷しており、テレビ解説者ミハイ・ストイカは「GKによる初の(逆)ハットトリック」とバルフのプレーを痛烈に批判した。
なお、バルフの父親は資産家だそうで、そこには財政悪化に苦しむルーマニアでプレーする裕福なイスラエル人という微妙な立場も見え隠れする。 当のバルフは
「最悪な日だった。もし、明日も試合をしなければならないとしたら不安でならない。ひどい気分さ。それが普通というものだろう。でも、まだやれるところを見せなくてはならない!」
「過ちを犯した。それは認めるよ、でもオレだって人間だ! 別に人を殺したわけじゃない! キーパーなら時にひどいヘマをやらかすことはサッカーを始めた頃から心得てるさ」
「オレは驚いてもいるんだ! ルーマニアでは過ちを犯したら、裏切り者のレッテルを貼られるんだからね! きつい言葉だよ・・・。これはルーマニアサッカーの恥ずべき部分さ。イスラエルの優秀な選手の多くがルーマニアでプレーしたがっているけど、難しいだろうね」
「裕福な家庭の出だろうが、サッカーを片手間でやっていることにはならないはずだ。プロとしてこの世界で生きてる、これがオレの人生なんだ! 自分の給料で生活してるし、父がビジネスで儲けた金に興味はない」
と話している。
(筆:Qoly編集部 I)
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