「給料泥棒」などと揶揄されることも多いサッカー界の中で、その高いパフォーマンスから、良い意味で「このクラブにはもったいない」と賞賛を浴びるプレーヤーは希少価値があるだろう。

このたび、イギリスの人気Webサイト『CAUGHTOFFSIDE』では、「よりレベルの高いクラブへの移籍を勧めたいプレミアリーグ所属の10人」と題し、ステップアップが期待されるタレントたちを紹介。既に移籍先が噂に上がり、シーズン終了後には移籍市場を賑わしそうな顔ぶれが揃っていたので、こちらでも取り上げたいと思う。

クリント・デンプシー(フラム)

「プレミアリーグ史上最も活躍したアメリカ人プレーヤー」と言っても過言ではない攻撃的ミッドフィルダー。今季は昨季にプレミアリーグでマークした12得点を上回るペースでゴールを重ねており、シーズン終了後にはビッグクラブからのオファーも予想される。

ミシェル・フォルム(スウォンジー)

オランダ代表9capを持ち、一昨年に行われたW杯にも参加した元ユトレヒトの守護神は初挑戦となプレミアリーグでも大活躍。ウィガン戦ではベン・ワトソンのPKを見事にセーブするなど、スワンズの躍進を支える。

ヤクブ(ブラックバーン)

降格圏を彷徨うローヴァーズにおける、数少ない希望の光。エヴァートンでお払い箱にされたが、今季は19試合で13得点と、自身が2003/04シーズンに記録した年間16得点を更新する勢いでゴールラッシュ。30歳を目前にして新たな成長を見せる。

レイトン・ベインズ(エヴァートン)

言わずと知れた「プレミアリーグ最高クラスのレフトバック」。本人の意思次第ではあるが、その実力はビッグ4でレギュラーポジションを掴めるレベルに達している。昨年にはバイエルンからのオファーもあった模様。

ダレン・ベント(アストン・ヴィラ)

イングランドを代表する点取り屋。リーグで24得点を叩き出したこともあるサンダーランド時代に比べると迫力には欠けるが、あらゆるチームで及第点の活躍を見せられる安定感は見事。ビッグクラブも陣容に加えたいはずだ。

ステファヌ・セセニョン(サンダーランド)

強い、速い、巧いの三拍子を揃えた、ベナン代表アタッカー。攻撃パターンに余裕のないサンダーランドでは前線の核としてチームを牽引し、自身もここまで6ゴールをマーク。アーセナルやPSGが獲得を狙っているとの噂。

デンバ・バ(ニューカッスル)

今季のプレミアリーグにおける、最大のヒット。ウェストハムとの契約満了後に加入したニューカッスルでは、驚異的なパフォーマンスで一時はリーグ得点王の座にもついた。本人はマグパイズ残留を公言しているが、はたして・・・。

ジュニア・ホイレット(ブラックバーン)

ヤクブと並ぶ、ブラックバーンにおける注目タレント。昨年冬にも移籍が噂されたが、その後もトッテナム、リヴァプール、バイエルン、アーセナルらが強い関心を抱いていると報じられており、シーズン終了後にはクラブも売却を容認する可能性が高い。

スティーヴン・フレッチャー(ウォルヴァーハンプトン)

昨季に引き続き、今季もウルヴスで二桁得点をマーク。トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、アーセナルらビッグクラブ相手にもきっちりとゴールを奪える才能を欲しがるクラブは多く。ステップアップが待たれる。

アリ・アル・ハブシ(ウィガン)

2005/06シーズンに加入したボルトンではベンチウォーマーが定位置だったが、出場機会を求めて昨季に移籍したウィガンで大活躍。今季も安定したパフォーマンスを見せており、もしウィガンが降格すれば、移籍は決定的か。

(筆:Qoly編集部 T)

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