2月12日夜、アフリカネイションズカップの決勝戦が開催。PK戦でコートジボワールを下し、ザンビアが大会初優勝を飾った。
監督を務めるエルヴェ・ルナールは、試合後の会見で「空に描かれた、運命のサインに導かれた」と、お洒落なコメントで喜びを表した。
「空に描かれた、運命のサインに導かれたのさ。私は、神様が我々を助け、力を与えてくれたんじゃないかと思うよ」
「カルーシャ・ブワリャ(※)はかつての代表チームのエースだった。その後彼は代表監督となり、今は会長を務めている。彼は、あの事故がどれだけ恐ろしい出来事だったか、誰よりも知っている人だ」
「この勝利は彼に捧げたい。無名だった私にチャンスをくれた人なんだ。クロード・ルロワ、カルーシャ、この二人が周りにいたことが本当に幸運だった」
(※現ザンビアサッカー協会会長。 1993年当時海外でプレーしていたため別ルートで合流する予定になっており、幸運にも飛行機墜落事故に遭遇しなかった)
また全試合に出場し優勝に大きく貢献したイサーク・シャンサも、「母国の人々に対して大きな影響を与えられた」と歓喜した。
「1993年の悲劇は、その役割を果たしたんだと思います。私たちは優勝候補などではありませんでした。でも、いつも自分たちを信じていました。ザンビアにカップを持って帰れることを誇りに思います」
「(PKを外したレインフォード・カラバについて)皆、彼のことを“師匠”と呼んでいるんですよ。それだけ素晴らしい選手ですからね。しかし、プラティニやマラドーナのような選手でもPKは外します。彼のミスは確かに良いタイミングではありませんでしたが、幸運にもタイトルを獲得することが出来ましたよ」
(筆:Qoly編集部 K)