2012年2月4日(土) - エスタディオ・バタ(バタ)
Zambia
3
1-0
2-0
0
Sudan
スンズ
カトンゴ
シャマンガ
15'
67'
86'
得点者


ザンビアがスーダンに3-0と快勝し、準決勝進出を決めた。

序盤から攻勢をかけたザンビアは、チームの強みを発揮。カトンゴ、マユカのボールを収める力を利用して基点とし、そこにカラバやルングが絡んで素早くゴールに向かう。前線のスピードを生かしたシステムで攻め込んでいった。

15分にセットプレーから先制点を奪取。左サイドからカラバがフリーキックを蹴り、ニア側にフリーで入っていったスンズがヘディング。豪快にゴールに叩き込んでリードした。

後半の序盤は守りに入り過ぎてただ蹴り出すだけのサッカーになり、何度か決定的なピンチを迎えたものの、幸運にも失点を逃れることに成功。

危険な時間を耐えきると次はチャンスが巡ってきた。65分、左サイドでボールを受けたカラバがハリファを抜いてペナルティエリアに進入。カバーに来たサイフ・エルディンに倒されてPKを獲得すると共に、退場に追い込んで数的優位の状況に持ち込む。カトンゴが放ったシュートは一度マフグブに弾かれたが、自ら押し込んで追加点を上げた。

さらに試合終了が近づいた86分、交代出場のシャマンガが3点目を決めて試合終了。大勝で次の試合に駒を進めた。

スーダンは試合の入り方に失敗し、ミスから実力差以上のやられ方をした。

前半はおそらく「ザンビアにカウンターをされると怖い」という点から、引いてブロックを作り前線からプレスをかけないという選択をしていたと思われる。しかし結果としてボールを回され、スピードが乏しい守備陣が掻き回され、セットプレーで大ポカを犯して失点。後半はPKを与えた上に退場者を出し、2点目を失ったところで勝利の可能性は消えた。

スーダンは比較的ボールを動かして攻める事が得意なチームであり、引いて守ってしまうと攻撃面で良さが出ない。そして、引いたところでスピードがある選手にボールを収めさせてはドリブルでやられてしまう。

結果論ではあるが、今日はアンゴラ戦のように「ボールを奪う」という勇気を持って挑んだ方が良かったのではないか。後半の序盤には、ザンビアを押し込みマユカを孤立させることでペースを掴んだ時間があったのだから。

(筆:Qoly編集部 K)

{module [170]}
{module [171]}

{module [173]}

【厳選Qoly】戦術完成度はNo.1!スキッベ体制3年目、充実のサンフレッチェ広島が「相手の予測を上回る」理由。

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら