2012年1月30日(月) - エスタディオ・デ・マラボ(マラボ)
Cote d'Ivoire
2
1-0
1-0
0
Angola
エブエ
ウィルフリード
33'
64'
得点者


DFライン以外のほとんどをサブメンバーで組んだコートジボワールが3連勝を達成。ターンオーバーを使いながらもアンゴラとの実力差を明白にし、選手層の厚さと地力を見せつけた格好となった。

既に決勝トーナメント進出を決めているだけあって、決してコートジボワールは積極的ではなかった。しかし試合を通して流れの中からは大きなピンチを迎えることはなく、崩されたという場面は訪れず。逆に、ガツガツしていないにも関わらず中盤でのボール奪取は多く、カウンターで相手の最終ラインを脅かした。

33分に先制点を奪取。高い位置でボールを奪ったウィルフリードがドリブルで持ち上がり、ズエラを抜いて左に飛び出して折り返し。逆サイドに通ったボールを、フリーで詰めていたエブエが押し込んだ。

さらに、64分には相手のミスから追加点が転がり込んだ。エブエの負傷により途中出場のカデル・ケイタが前線にフィード。ウィウソンとの息が合わず、マスングナのバックヘッドが無人のゴールに向かって飛び、詰めていたウィルフリードが触ってゴール。幸運に恵まれ2点の差を付けた。

勝ち点4を持ってこの試合に臨んだアンゴラは、引き分け以上なら確実、1点差の負けでも他会場の試合結果次第で決勝トーナメントに進める状態だった。しかし2失点したことに加えてスーダンがブルキナファソを破ったことによりグループ3位に転落、逆転敗退が決定した。

これまでの試合と比べてアンゴラは積極的に勝ちに行っていた。最終ラインを上げ、プレスをかける意識も高かった。特にマヌーショの精力的な守備は、勝利への意欲を象徴していたといえる。

しかし、攻撃では試合を通してコートジボワールのマークを外すことが出来ず、セットプレー以外では大きなチャンスを作れなかった。ポゼッションしてパス回しで崩そうとすれば、ミスが出て危険なボールロストを生み、個人の突破について行けずにラインを下げられ、突き崩される。

78分、80分にはセットプレーからこの試合最大のチャンスが立て続けに訪れた。しかしマヌーショのヘッドはイェボアの好セーブに防がれ、ショートコーナーからリベンジの機会を得たマスングナも一歩及ばず、ネットを揺らせなかった。

強いチームに守られてしまうと、相手が事故を起こさない限り難しい展開となる。先制点を奪われていれば尚更のこと。そしてコートジボワールは最後まで事故を起こすことはなかった。

なお、他会場の試合結果は以下の通り。

2012年1月30日(月) - エスタディオ・バタ
Sudan
2
1-0
1-1
1
Burkina Faso
ムダテル
ムダテル
33'
80'
得点者
90+7'

ウェドラオゴ



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