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12月29日にドバイで行われた国際スポーツ会議において、現イングランド代表監督ファビオ・カペッロは「ビッグクラブによる若年層の青田買い、そして他国にルーツを持つ選手の帰化に問題がある」と発言。そしてドイツ代表でプレーするメスト・エジルやジェローム・ボアテングを例に出して批判した。

しかし、ジェローム・ボアテングの兄で、ガーナ代表を選択したケヴィン・プリンス・ボアテングは真っ向から反論した。

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現在ACミランのドバイ・ツアーに参加しているケヴィン・プリンス・ボアテング選手

イングランド代表ではダニー・ウェルベックがガーナにルーツを持っており、カペッロはそれに対しては「ウェルベックはイングランドで生まれ育った選手だから」と話していたとのこと。しかし、カペッロが例に挙げていたメスト・エジル、ジェローム・ボアテング、さらにザーダール・タスチもルーツこそ違うもののドイツで生まれた選手である。

皮肉なことに、ドイツで生まれながらもガーナ代表を選択したケヴィン・プリンスがインタビューで「カペッロはまだ寝てたんじゃない?」と辛辣なコメントを寄せた。

「彼は何て言ったんだっけ? まあ彼にも調子悪い日はあるよ。まだ寝てたんじゃない? メストもタスチもドイツ人だし、ドイツで生まれたし、ドイツで育ち、そして全身全霊を賭けてドイツ代表でプレーしている。彼がどういう意図で言ったのかさっぱり分からないね、僕は」

「まあ、もちろん、普通は生まれた場所がルーツだからね。でもドイツは多文化国家だ。全員が100%ドイツ人ではない。でもそれがチームに違うものを与えてくれる。それはメストやザーダールもそうだし、ウチの弟もそうだね。エキゾチックな何かをもたらすんだ」

「僕も最初はドイツ代表に入りたかったんだけど、まあいろんな事があってね…。最終的にはガーナでプレーすることになった。これも人生であり、フットボールだ。日々変わっていくものさ」

「もちろん僕はドイツ人だけど、同時にガーナ人だとも感じている。ハーフ&ハーフだからね。ドイツで生まれ育ったけど、中身は100%ガーナ人だから」

「彼らはとっても良い選手だけど、最終的には複合的な要素を踏まえてどこでプレーするか1つに決めなければならない。同時に、他の国もそれを受け入れなければならない」

(筆:Qoly編集部 K)

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